明日は明日の風が吹く

ATFは替えるべきか。
いつの頃からかそういった疑問が横行するようになって来ましたね。
車によっては、ATFは替えなくていいとメーカーがアナウンスしているのもありますし、構造上交換できないようになっているATもあります。
そういう現実を目の当たりにすると、ATFは交換しなくていい、と言うより交換しない方がいいという考えになってくるのも分かる気がします。
そしてまた、10万キロ近くまで無交換だったりすると、交換後に悪くなってしまうことがあると言う理由で、ディーラーやカー用品店などでは作業を断る場合も有ります。

しかしですね、トランスミッションの中で何万キロも働いてきた液体が、劣化してないわけが無いですよね。
であれば様々なうわさはとりあえず置いといて、交換してみるのが得策でしょう。

ケセラセラ。

[2回]

と言うわけで自分で地道に作業するよりも、ここはチェンジャーも持ってるタカウモーターさんにお願いしましょう。

あ、ATFと言うのはオートマチックトランスミッションフルード、俗に言うオートマオイルのことです。

今回交換のために用意したATFは、トヨタのT-IVです。

何でこれかと言いますと、色々調べてみるとどうやらうちのS60のATは、トヨタのハリアーのATとほとんど同じらしいのです。
で、そのハリアーの標準ATFがT-IVと言うことで、これをS60に入れてみたら良くなったと言う話もちらほら。
それにボルボ純正のATFなんて使った日には、ATF代だけで数人の福沢さんとお別れになってしまいます。
車が安いのにメンテナンスに費用を掛け過ぎては意味がありません。
これを3缶で12リットル。

で、なんでATFを替えてみようという気になったかと言うと、まず一番大きな理由は、初期のS60の持病と言うか仕様で、走り出す時にガタッとショックがあることなんです。
これは車が停まった時にクリープカットする仕様になっているためで、走り始める時にクリープカットがカットされて動力がつながるために起こります。

それと時々、大きなショックとともに、トランスミッションのエラーが表示されることです。
これもクリープカットと関係しているようです。

なのでこんな症状がもしかしたらATFの交換でちょっとでも良くなるかなと思って、今回交換しようと思ったわけです。

ではタカウモーターさんに作業に掛かってもらいましょう。

自分は使ったことは無いのですが、こんな機械を使って交換していくようです。

車によってはATにオイルパンがあって、ストレーナーとか交換できるような構造になっているものもありますが、S60の場合そんなものは無く、でも一応ドレンプラグはありますのでそこからとりあえず抜いてからの交換と言うことになります。

しかしながら作業そのものに特筆すべきことはありませんので、時間が経てば交換終了です。

さて、交換が終わりましたのでどういう変化があるかとりあえず乗ってみましょうか。

うーん。
ですが、
ほとんど変化無しかなぁ?
明らかな変化はありませんね。
しいて言えば、ドライブとリバースを切り替える時に若干前よりショックが大きくなったような気もします。

て、悪くなった?
ちょっとしばらく様子を見てみましょうか。

ATF交換時点で73,700km。
これから距離を重ねていくとまた様子も変わるかもしれません。
よくなることに期待して、気楽に乗ってみますか。