明日は明日の風が吹く

新しくキヤノンEOS 6Dを使い始めましたので、せっかくのフルサイズで遊ばない手はありません。
そこでマウントアダプタをつけてフレクトゴン35mmで色々撮影したりしているんですが、このカメラのオプション品で、ファインダースクリーンが交換できるらしい。
キヤノンが言うところのフォーカシングスクリーン。
カタログによると、用意されているのは3種類。
まずは標準でカメラに付いているのが、Eg-AIIと言うタイプ。
それから、方眼状のラインが入ったEg-D。
超広角レンズを使う時には重宝しそうです。
それともう一つが、Eg-S。
F2.8より明るいレンズを使った時にピントの山がよりつかみやすくなるんだとか。
フレクトゴン35mmだけでなく、明るいオールドレンズを使うには最適なスクリーンじゃないですか？

と言うことでつけてみましょう。

[7回]

付け方は簡単。

矢印の部分を持ち上げると、スクリーンを押さえているフレームのロックが解除されて、スクリーンが取り外し可能になります。


付属の工具でスクリーンの突起部分をつまんで取り出します。
ぶつけたりこすったりしないように慎重に。


取り出したスクリーンはとりあえずケースに置いときます。
右側のが取り出したスクリーン、そして左側のがこれからつけようとしているEg-Sタイプ。

取り付けの手順は取り外しの逆。
フレームがちゃんとロックされるまで押し上げれば、スクリーンの交換完了です。

ではどんな感じかのぞいてみましょう。



ん？
しかし、
暗い？

ピントの山はより強調されているのかもしれませんが、その山が見にくくないですか？

これで撮ってみると、

やっぱそうか。
ボケ具合は撮影イメージに近いものの、撮影結果とファインダーの見え方とでは明るさに大きなズレが有ります。

見た印象より明るく写ってしまうように見えます。
これは面白く無いですね。

もう一度、標準のEg-AIIに変えてみましょう。

ファインダーはこっちの方がはるかに見やすい。
つまり、使いやすい。
もしかしたらピントの山はこっちの方がゆるいのかもしれないけれど、明るい分だけピントを合わせやすいです。

うーん、こりゃ標準のスクリーンの方がいいかな。
明るくて被写界深度の浅いレンズばかり使う方にはメリットがあるのかもしれませんが、自分のようにいろんなレンズを使う人にはあまり向いていないのかも。