尾道発 - カメラ屋の独り言 - Presented by せいのカメラ店
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
沖縄でのお盆を過ごした後は、直接尾道に帰らずに鹿児島に寄って行きましょう。しかし鹿児島は、桜島の火山灰がひどい状態だとニュースで言ってましたね。もうおさまっているかと思ったんですが、飛行機から見えてきた桜島は、 黒い煙を上げていました。
[2回]
ところで今回鹿児島に向かった理由はと言いますと、なんとなく去年と同じようなパターンではあります。去年は夏休みに入ってすぐに種子島でロケットの打ち上げが予定されていましたが、交通手段はすべてソールドアウト。それでも種子島宇宙センターに行きたい気持ちが冷めなかったので、打ち上げとは関係ない日に種子島に行ったのでした。そして今回は種子島でなく、内之浦での打ち上げが行われるという話。しかも8月22日。これなら沖縄に帰省した帰りに行くのにちょうどいい日程です。交通手段もいくらでも有る。そういうことで今回鹿児島に行くことにしたのでした。ところが、ところがですよ、8月に入ってから打ち上げが27日に延期になってしまったんです。今さらそう言われてもという感じです。既に飛行機は予約済み。今から変更するとなると一旦全部キャンセルしてから取りなおさないといけない。しかし既に新たな予約は難しい状態。ですので当初の予定のまま飛行機を使うしか無いわけです。ということでの鹿児島入り。でもせっかく鹿児島に来ましたので、JAXAの内之浦宇宙観測所に行ってみたいですよね。鹿児島市内に移動して、大学のツレと会うことも出来ましたが、今回はそれは我慢して大隅半島に向かいましょう。幸いロケットの発射準備中でも施設の見学はできるそうですので。鹿児島空港からレンタカーを借りて2時間ほどで到着です。ではまずは、入口ゲート横にある宇宙科学資料センターに行きましょう。 ここには、これまで内之浦で研究されたり、打ち上げられたりしたロケットの資料がたくさんあります。本当にたくさんあります。 これは初期のロケット開発に使われたペンシルロケット。 発射台の模型とか、 エンジンもあります。 これは、M-3Sロケット。 しかしなんと言いましょうか、展示物が時代を感じさせる。種子島で見たものとは明らかに時代が違います。しかし面白い資料館ですね。ひと通り見たら、いよいよ施設内に入っていきます。 施設内には受付をして車でそのまま入れるんですね。車にはこんなバッジを貼るように指示があります。で、中に入ったのはいいのですが、実は施設の建物内部というのは見ることができません。もしロケットの発射準備がされてない時期であれば、発射場にも行けるようなのですが、今はイプシロンロケットの打ち上げ直前状態。本来なら22日に打ち上がるはずのものですので、当然今は発射場に行くことはできません。では何が楽しめるかといいますと、施設内の一番奥の、20mパラボラアンテナが有るところ。 ここに行けば、少し遠くではあるものの、発射台が見れるわけなんですね。 こんな感じで。(35mm換算で28mm)ではせっかくですのでズームアップして、更に拡大してみましょうか。 おお、発射直前のイプシロンロケットを見ることができましたよ。考えてみれば、打ち上げ当日では、もうこんな近くでイプシロンロケットを見ることはできませんので、ある意味お得かも。うん、今回ここに来てよかった。あとは何か見学できるのもがないかとキョロキョロしていますと、こんなものもありました。 「イトカワ」そうです。ハヤブサで有名になった小惑星イトカワの名前の由来になった、いやいや、日本のロケット開発の父、糸川英夫さんの銅像です。なんだか嬉しい。そしてその糸川さんの横には、 「おおすみ」ここ、内之浦から打ち上げられた日本初の人工衛星。これが有ったから今の日本の宇宙開発が有るんですね。記念碑ではあるものの、見れてよかった。ではでは、イプシロンロケットも最短距離で見ることが出来ましたので、今度は打ち上げの見学場にも行ってみましょうか。見学場は発射台から3kmほど離れたところ。 打ち上げ当日は抽選で当たった人だけが入れるこの場所ですが、今ならだれでも入れます。階段を登っていった先に、 ちょっとしたベンチが据え付けられていて、何人かは座って見れるような感じです。しかし注目すべきは奥の矢印の位置。この辺りから正面を見てみますと、 おお、さっき見た、イプシロンロケットが設置された発射台がしっかり見えますね。矢印の場所が特等席です。この画角で35mm換算約83mm。幸運にも打ち上げ当日ここから撮影できる方は画角の参考にして下さい。ではここでもせっかくですのでピクセル等倍まで拡大してみましょう。 さて、27日はどんな打ち上げの様子が見れるのか。当日現地に行けない私は、PCでライブ中継を見るとしましょうか。