明日は明日の風が吹く

車に犬を乗せるという方も少なく無いとは思いますが、うまく乗せるのはなかなか簡単なものでもありませんよね。
ワゴンタイプの車なら荷台に乗せるというのがいいでしょう。
シートに乗せるならリアシートが広くてフラットでそれなりにいけるでしょう。
しかしそれも一般的な4ドアタイプの車での話。
私の車は確かに4ドアなんですが、リアシートといえども全くフラットではありません。
そこで5月30日の記事ではより快適になるだろうと予想して座面にボードを置いてみたのでした。
が、それでは問題は解決せず、用意した犬用シート自体がうちのケンくんには小さすぎるということが判明したのでした。

であれば、犬用シートを改造しましょう。

[3回]

上の写真の、青いのが今使おうとしているもの。
その下に敷いているベージュのものが、前の車で使っていた物。

簡単に考えて、青いシートの十字型の真中部分が座面になりますので、やはりこれはケンくんには狭いでしょう。
なのでこの座面を大きくすればいいわけです。

と言うことで、

まずは真ん中から切断。

そして、

前使っていたシートから使いたい大きさ分を切り出します。
青いのとベージュのとで幅が微妙に違いますので、折り返し部分で調整できるように真中部分を使いましょう。

で、この切り出したベージュのシートを、青いシートの真ん中に持ってくればいいわけです。


ではボビンに糸を巻いて、セットして、


そしたら上糸もセットして、後は縫うだけ。
なのですがこのミシン、自動糸調整なんてついていない古いミシンです。
最初は裏の様子も確認して、上糸の強さを合わせないとね。

でもミシンでやれば手縫いよりよっぽど早いです。


はい、出来ました。
ケンが暴れて縫い目が切れてしまっても面白く無いので、念の為に二重に縫ってます。

これでうまく行けば言う事なし。
早速車にセットしてみましょう。


うん。
座面と、前後の長さは良くなったんですが、
上の方は前後長が長すぎるみたいで、矢印のようにダルダルになってますねぇ。

これは面白く無いです。
でもどうしましょうか。


とりあえずクリップで留めてみました。
うん。
長さはいい感じになりましたね。
ですけど、やっぱり、
クリップではなんかカッコ悪いですね。
この長さで留められるもっとカッコいい方法を考えましょう。

と言うことで、
これならどうでしょう。

ホックを付けてみました。
これならスマートでカッコいい。

が、
保持力弱すぎ…
せん断方向に力がかかるように付けられれば、もうチョット保持力は増すのかもしれませんが、今回の付け方では剥離方向に力が加わってしまいますので、全くダメです。

じゃぁ、仕方ない。

ベルトを縫い付けましょう。

これで調整部分をギューッと引っ張ってやれば、

はい、この通り。
長さ調整出来ました。
うん。これなら強度もありますので、ケンが足を引っ掛けても破壊されたりしないでしょう。

ではでは、ケンくんに乗っていただきましょうか。
 
おお、いいじゃないですか。
でも写真はピンボケか。

拡張工事前て比べてみると、

狭さも解消されてますね。

座面のボードと犬用シートとの間には、滑り止めマットも入れましたので、車の動きでズッてしまうこともなく安定するはず。

よし、ではこれでとりあえず使ってみましょう。
ロングドライブでも落ち着いていてくれるといいですね。

じゃ、どこかにドライブ行ってみようか。