明日は明日の風が吹く

私の好きなカメラにシグマのDPシリーズというのが有ります。
このシリーズの何がいいかといいますと、撮像素子がFoveonセンサーであることです。
Foveonセンサーとは何かといいますと、このブログでも何度か説明したことがありますが、RGBの、各素子が平面に並んでいるのでなく、縦並びなんです。
平面に並んでいるとRGBで色の位置がずれてしまいますが、縦並びなら同じ場所なので、色ずれが起こりません。
と言う面白いセンサーなんですね。
他のメーカーには一切ない方式で、言ってみれば孤高の存在であるわけです。
それだけに、普及は進みにくく、おかげで値段は下がってきません。
そんなセンサーを搭載した新型のDPシリーズが発売されることになったらしい。

DP2 Quattro。

[4回]

パッと見、なんか形がおかしく感じますが、
実際にはすごくヘンです。


上から見るとこんな感じ。

そして斜めから見ると、

こんな感じ。

このデザインは、ホールド性を考えてこうなったのだとか。
2月のCP+で展示されてましたが、残念ながら触れることができませんでしたので、この形が本当にホールド性がいいのかどうかは私には分かりません。
ただ、変なカメラに見えることは確かです。

ただでさえFoveonという特殊なセンサーを使っている孤高のカメラが、デザインまで孤高の存在になってしまうと、これはもう一般ユーザーに受けいられるかどうかなど考慮されてないことは明らかです。
誰にも媚を売ってない。
ある意味潔さを感じますが、
逆に遠いところに行ってしまった感じも受けてしまいます。

いい写真を作るためにはなりふり構わんと言っているような気がします。

サイトに掲載されたサンプルを見ても、確かにその解像力は素晴らしい。

是非皆さんにもサンプル画像をご覧になっていただきたい。

試しに等倍まで拡大したのがこちら。

これはたしかにすごいと思います。

このカメラ欲しいです。

このデザインでなく、
価格も11万もしなければ。