うちの店で使っているミニラボ機は、フロンティアLP5500Rなんですが、現像液が悪くなってしまうこともあるわけでして、フィルターが詰まったようになることも有ります。
そうしていますと今度は、初めて見るエラーです。
E-2625。
「P2安全サーモが動作しました」
だからどうしろと?
再起動して、それでも直らなかったらサービスに連絡。
それはつまりなにもしないってことですか。
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で、サービスセンターに聞いてみると、基板が悪くなった可能性があるとか大げさな話になってくる。
こういう時って、ほとんどそうじゃないっていうのは今までの経験から分かります。
なのでうちによく来てくれるサービスの人に聞いてみると、液が劣化してヒーターにこびりついてヒーターが熱をもつこともあるのだとか。
それかもしれない。
ではP2のヒーターを外してみて、汚れているなら磨いてみましょう。
P2の循環フィルターの下の方。
冷却ファンやら配線をかき分けると見えてきます、赤矢印の金属の塊みたいの。
コレがP2のヒーターブロック。
で、黄矢印がどうやら温度センサー。
ヒーターが加熱し過ぎると、このセンサーが反応して、ヒーターを停めるという仕組みでしょう。
ではではこのヒーターブロックを取り出してみましょう。
取り出したヒーターブロックの液が通る穴を覗いてみますと、
動脈硬化か。
たっぷり汚れがこびりついていますね。
ではではコレを綺麗に落としましょう。
まずは歯ブラシでこすってみましたが、やっぱりちゃんとは取れませんね。
それなら、
ワイヤーブラシに登場していただきましょう。
汚れがこびりついている間は抵抗があってこすりにくいですが、綺麗になっていくに連れてブラシも軽く動くようになります。
内側の黒ずみがなくなればオッケーです。
ではまたもとのように組みなおして、スイッチオン。
液温が上がる過程でもエラーが出ませんね。
そして、問題なくスタンバイ状態になりました。
と言うことで、修理完了。
何万円もする基板を買わなくて済みました。
というか、基板替えたって直ってないし。
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