明日は明日の風が吹く

6月30日の記事で、ヒーターブロックのクリーニングをしたフロンティアLP5500Rですが、翌日また同じエラーが。
E-2625。
おかしいですね。
ヒーターブロックを触ってみると、確かにP2だけ熱くなっています。
これはどうしたことなんでしょうね。
またヒーターの内面に汚れがこびりついたのか？
いや、一日でそんなことはないはず。
と言うことでもう一回ヒーターブロックを外してみましょうか。

はい、内面はこんな感じ。

[5回]

少々ゴミっぽいのはあるものの、クリーニング前のようなこびりつきはありませんよ。
では他に原因が？
ヒーターが加熱するということは、液温が上がってないからにほかなりませんよね。
だとしたら、あと考えられることは、処理液がうまく循環していないこと。
ヒーターまわりでだけ液温が上がって、それが全体に回っていない。
だから温度センサーはまだ液温が上がってないという情報を出す。それでヒーターは加熱し続けるけど、循環しないからヒーターがオーバーヒートすると。

それは考えられますね。
それならポンプか。
ポンプはヒーターブロックの下に有ります。
でも、P2のポンプだけ外すのは難しいので、その場でポンプを分解してみましょうか。

で、分解したポンプがコレ。

うげ、
沈殿物がくっついてベタベタ。
それを拭きとってみると、その下は真っ黒い層ができている。
この黒いのはナニ？
と思って良く見ると、銀ですね。
現像液に含まれる銀が析出して、ポンプ内面に固着しているようです。
ではこれもクリーニングしてみましょうか。

ポンプ本体の方はというと、

こちらも同じような状態。
で、ちょっと拭いてみると、

こっちは結構簡単に綺麗になりましたね。
銀の析出もないみたい。

と言うことで、クリーニングしたものがこちら。

半透明の樹脂製だったんですね。
でも、この状態では組み付けにくいので、
ポンプ本体の方に組み付けていきましょう。

これでカバーをかぶせれば、オッケーでしょう。

それと、やはり現像液の劣化も有りますので、この機会に交換しましょうかね。
現像液内に入っているラックも、

一日で沈殿物が付着しています。上面も白くなってますし。
現像タンク内を水道水で良く洗って、沈殿物も概ね取れたかな？

では新しい現像液を入れて動かしてみますか。
これで問題解決ならいいですが。