明日は明日の風が吹く

「かえる」と書くときに、いつも漢字はナニが適当なのか考えてしまいます。
「帰る」「返る」で、迷うことも時々あるんですが、物を「かえる」時の漢字がよくわからないですよね、そんなことありませんか？
「変える」「替える」「換える」「代える」、どういう時にどれがいいのでしょうか。
今回の話は、腕時計の電池を「かえる」話なんですが、電池を交換するといいますから、タイトルのように「換える」でいいのかなぁと思ってみたり。
いや、入れ替えるんだから「替える」がいいのかもと思ってみたり。
その他にも、「買える」「飼える」「還る」「反る」「孵る」「蛙」…
わからないので交換といって起きます。

では交換を。

[2回]

腕時計の電池を交換するときは、概ね時計屋さんにお願いすることが多いと思うんですが、
自分でも結構簡単にできたりします。
ただ少し道具が必要ですけどね。

まずは裏ブタを開けます。

この時計の場合はネジ式ですね。
裏ブタの周囲に6箇所くぼみがありますので、それと分かります。
その場合はこのように、裏ブタを回転させる道具を使えばいいわけです。

なかにはネジ式ですけどくぼみが無いものもありますので、そういう時はゴムなどを当てて回します。

その他には、はめ込み式の裏ブタもあります。
そういうものの場合は、裏ブタの外周か、ケースの何処かに、ほんの少し隙間が作ってあることが多いです。
そういう時は、

こんな道具を使ったりします。

と言うことで裏蓋が開きました。

矢印が電池ですね。

取り出してみると、

電池と、それを押さえている部品がありました。
そしてここで重要なのが、電池に書かれている数字。
「927」と書かれてますよね。
実はこれは電池のサイズないんです。
つまりは、直径9mm、厚みが2.7mmということなんです。
車のリモコンキーなどでは、例えば「2025」とかの電池が使われてます。
これはつまり、直径20mm、厚み2.5mmということになります。

ですので、同じサイズの電池を入れないと、ちゃんと接点に当たらない可能性が高くなって、機能しないということにもなってしまいます。

と言うことで、

電池のメーカーは違っても構いません。
同じサイズの電池を用意して、古いのと入れ替えればいいわけです。

それと、裏ブタの周囲にパッキンがありますので、本当は交換した方がいいのでしょうが、とりあえずはクリーニングして再利用しときますか。


はい、オッケー。
動き始めました。