尾道発 - カメラ屋の独り言 - Presented by せいのカメラ店
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先日の記事で、ニコンの50mmレンズの最短撮影距離を短くする試みをしたことをお伝えしましたが、タイトル通り、性懲りもなく、今度はミノルタで。 ま、多分そんなに効果はないとは思うんですけどね。
[1回]
ではバラしにかかりましょう。 まずはマウントに有る4本のプラスネジを外して、マウントを外します。 そしたらこうなりますが、問題は矢印のロッド。絞りの連動用のリンケージですね。レンズが繰り出した時にこのロッドの長さを超えてしまうとNGです。相手側はというと、 ここですね。ちょっと曲げてやると距離が稼げるかもしれませんが、なんとなく折れてしまいそうな気もしなくもないのでやめときましょう。では現状を見てみましょうか。 最短撮影距離にした時がこういう状態。見えやすいようにレンズ後群を外しています。これを見ると、ロッドは数ミリ突き出していますね。それだけ分繰り出しに余裕があるということになります。ですのでギリギリまでやってみましょうか。ではヘリコイドを分解するのですが、その前に、位置を確認しときましょう。 レンズの位置決め用部品は、赤矢印の2本のプラスネジで留められています。そして、黄矢印。無限遠状態で、位置決め部品の取付面と、レンズユニットの後端の面がほぼツライチです。組む時はこの位置になるように組みます。もう一箇所。 こちらも同様です。でも、 前の方を見ると、無限遠状態でこの位置になりますので、組む時に分かりますね。 と言うことでヘリコイドを分離。鏡筒をひっくり返して、 ピントリングを外すために矢印の3本のプラスネジを外します。が、その前に、 ネジ位置とピントリングの関係をマーキングしときましょう。ヘリコイドとの位置関係も分かるようにしとくとより良いです。では外しましょう。 外したピントリングを見てみますと、矢印のような形で、ストッパーになっていますね。作業としては、これを限界位置まで削ってやれば良さそうです。と言うことで今日はこのへんで。つづく。