明日は明日の風が吹く

私の友人にお茶屋さんがおりますが、彼は世界中に日本茶を広めようと東奔西走しております。
そんなこともあって、私も以前より少しはお茶に興味を持ってはいるのですが、それ以上にはなかなか進みません。
そんなことはどうでもいい話でしょうが、今回はそのお茶です。

グリーンエスプレッソ？

[2回]

お茶でなく、コーヒーのエスプレッソは私も好きなんですが、あんな感じで濃いお茶なんでしょうか。
パッケージには「抹茶の深いコクと余韻」て書いてありますね。
舌の根元がギュッとなるような苦味があるんでしょうか。
なんとなく期待が持てます。


「伊右衛門」の商品なんだということを、静かに品よく伝えていますね。

しかし、商品のニュースリリースを見ると、

●中味の特長
濃厚でしっかりとした香りと旨みを引き出すため、京都福寿園の茶匠が厳選したかぶせ茶^※を高温短時間で抽出、さらに石臼挽き抹茶を贅沢に使用することで、深いコクと余韻を愉しめる味わいに仕上げました。
※かぶせ茶とは新芽の生育期に日覆いをして育て製茶した茶葉のこと。渋みが少なく甘みのある味わいが特長。

と、書いてあります。
「渋みが少なく甘みのある味わい」
ですか？
苦くないの？

味が想像できなくなりましたが、とりあえず飲んでみましょうか。
と思ってキャップを見ると、

「上下に5回振ってから開けてください」
なんで「開けてください」が小さいのでしょうか。
上下に5回というのは片道を1回と数えて2.5往復なんでしょうか。
それとも5往復なんでしょうか。
できたら、「上下に5往復振ってから…」と、書いて欲しいところです。

とか言いながら、私は10往復振ってしまいました。

ではキャップを開けます。

はい、泡だらけになりました。

しかし良い感じのお茶の香りがしますね。

ではグラスに注ぎます。

？？？

鮮やかな緑を予想していたんですが、この色は何？
一瞬変質してしまっているのかと思いました。

では飲みます。
？？？
いや、
なんでしょう。
普通のお茶。
清涼飲料水としてのペットボトルのお茶でなく、本来のお茶です。
悪くいえば当たり前のお茶です。
良く言えばいい感じにお茶です。
表現がわかりにくてすいませんが、
これはお茶以上でもお茶以下でもありません。
普通にお茶です。

おいしいかおいしくないかといわれれば、明らかにおいしいです。

が、エスプレッソ並みの濃厚さを期待していた私としては、かなり肩透かしです。
そんなことを期待してしまう私の方がおかしいのかもしれませんが、それなら「エスプレッソ」は言い過ぎでしょう。



で、思ったんですが、抹茶の粉を圧縮してエスプレッソマシーンで抽出したらどんな感じになるんでしょうね。

今度お茶屋さんに聞いてみよう。