尾道発 - カメラ屋の独り言 - Presented by せいのカメラ店
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私達が種子島に行ったのは8月19日。 この日はちょうど「種子島鉄砲まつり」が行われていました。 祭りの様子も見てみたいなと思ったものの、メインは宇宙センターです。 しかも高速船が着いた西之表から宇宙センターまでは約50km。 車で1時間以上かかります。
[3回]
その鉄砲祭りのおかげなのか、宇宙センターの宇宙科学技術館は、見学者がほとんどいませんでした。 おかげで十分楽しめたというわけです。 ところが、実は昼飯を南種子で食べようと思って市街地に行ったのですが、 食べ物屋がのきなき休み。 地元のグルメを楽しもうと思っていたのにあてが外れてしまいました。 みんな鉄砲祭りに行ったのでしょうかね。 市街地をグルグル回って、開いていたのは広島風お好み焼き屋でした。 種子島まで来てそれはないでしょう。 と言うことで昨日の続き、今回は宇宙センターの見学ツアーの様子をご紹介しましょう。 ツアーはバスに乗って移動します。 やっぱりここに来るなら見学ツアーに参加しないともったいないですよね。 ツアーに参加すれば、実物のロケットや管制室なども見れるのですから。 と言うことで一行は一路大きな倉庫へ。 ここに置いてあるのが、H-IIロケット7号機。 いろんな事情が重なって、結局打ち上げることがなかったH-IIロケット7号機のホンモノを見ることができます。 ここはエンジンがつくところのすぐ上の部分らしいです。 何かいろんなパイプやらケーブルやらがゴチャゴチャに入り組んでますね。 これらの一つ一つはちゃんと図面に起こしてあるんでしょうかね。 じゃないと何機もつくれませんからね。 でも私にはワンオフでつくってるように見えるんですが… こういうナットは見たことがありますよ。 車の設計ではまず使いません。 航空機用のナットによく似ています。 おそらくかなり軽量に作られているはずです。 これはどういう働きをするんでしょうね。 「共通隔壁真空引」と書いてあります。 こちらはロケット表面。 吹きつけられた発泡性の断熱材が分かると思います。 この色は断熱材自体の色なんだそうです。 H-IIからH-IIBに至る日本のロケットはオレンジ色をしているのはご存知と思いますが、 あれは塗装したわけでなく、吹きつけられた断熱材の色なんだそうです。 面白いですね。 では次は発射台に移動します。 これが今使われている、H-IIBロケット用の発射台なんだそうです。 50m級のロケットを打ち上げるだけあって、発射台も背が高いですね。 ではもう少しズームアップしてみます。 更に寄ってみます。 バスの中なので少しガラスの反射が写ってしまっていますが、 なんかカッコいいですね。 更に寄ると、 ちゃんとハシゴがついていて登れるようになっているのが分かります。 でもそれ以上の詳しい仕組みは私にはわかりません。 根元の方はこんな感じ。 なんか工場のような感じですね。 そして、最後に行ったのが総合司令棟と呼ばれる打ち上げ管制室です。 なんかこんな感じのをよくテレビで見る気がします。 でも、意外と少人数。 まぁ、アポロのように有人宇宙船を管制するわけではありませんから、こんな規模でいいのでしょうね。 で、やっぱりこんなスイッチがあります。 いざというときの爆破スイッチなんでしょうね。 いやあ、ツアーに参加すると面白いですね。 1時間あまりのツアーなんですが、時間がすぐに経ってしまった気がします。 ツアーも技術館も無料なのですが、受付の横にハヤブサ2のための募金箱がありました。 ただでは申し訳ないので、雀の涙ほどではありますが、募金をさせてもらいましょう。 ツアーが終わったので、技術館の外に出てみます。 こちらはさっき見た発射場です。 遠くからでもよく見えますね。 やっぱり大きい。 で、広い庭には、H-II型ロケットの実物大の模型があります。 で、そこから少し離れた所にこんなものが。 ここにカメラを置いて撮影すれば、ベストポジションですよという話。 ちょっと笑ってしまいましたがしっかり活用させて頂きました。 といった感じで、念願の種子島宇宙センターの見学ができました。 色々楽しめて良かったです。 しかし、ちょっと残念だったのが、宇宙服が置いてなかったこと。 まぁ、ここは宇宙飛行士とは関係ない施設だから当然といえば当然なんですが。 ですので次は筑波に行こうかと、もう考えているのでした。