2007年9月の打ち上げ以来、月を観察し続けてきた月周回衛星「かぐや」が、その役目を終えて先日月に制御落下したそうです。
これまで行った月の観察データは、今後の宇宙研究に大いに役立つことでしょう。
私は、使命を終えて月に落下というニュースを聞いて、なにも月に落とさなくてもと思ってしまいました。
ところで、打ち上げられた当初から、この衛星による月の観察からどんな情報が入ってくるのか、個人的にはとても興味が有りました。
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一番気になったのは、アポロ計画で月に残されたはずの月面車や、立てたアメリカ国旗。
アポロの月着陸の真偽に終止符を打ってほしいと思ってましたが、何だかまたはっきりしない映像でアポロの着陸の証拠だとか言ってましたね。
余計疑いが増したように感じました。
しかし、かぐやから送られてきた映像で、最も感動させたのはやはり「地球の出」でしょう。
月の地平線から地球が上がってくる映像は、美しいというだけでなく、何か希望を与えてくれるような感じさえありました。
よくテレビとかでも、月に行って「地球の出」を見たいという話を聞くことも有りますよね。
私も是非実際に見てみたいものだと思います。
しかーし!
月に行ったのではこの「地球の出」は見れないんですよ。
だって月の自転周期と公転周期は同じなのですから。
言い換えれば月は常に地球に同じ側を向けているんですよね。
ということは、月面のどこに行ったって、その場所での地球の高度は変化しないということじゃないですか。
地球からは月の同じところが見え続けるわけだから、月からは地球は常に同じ位置に見えるってことですよ。
つまり月面で「地球の出」は起こらない。
じゃあ何でかぐやは「地球の出」を撮影できたのか?
そりゃあんた、かぐやは月のまわりを回ってるんですから。
だからあれは地球が出てきたんじゃなくて、地球が見える位置に進んで行ったって話ですね。
何だか夢をつぶすような話になった感じは有りますが、でも逆に、いつも同じ位置に見えるってのもおもしろいですね。
もし月に家を建てたら、きっと地球が見える窓を付けるでしょうね。
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