尾道発 - カメラ屋の独り言 - Presented by せいのカメラ店
[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
ライツミノルタの距離計の二重像がうまく見えない話をしましたが、二重像用のプリズムを外しましたので、組む時はいろいろと調整しないといけません。そのための調整用サービスホールがこちら。
[7回]
矢印の部分のマルイ蓋を外して、そこにマイナスドライバーを突っ込んで、二重像の左右のズレを調整します。しかし上下のズレは調整出来ません。おそらく上下のズレは、プリズムの取り付け角で調整するんだと思います。なので、その時には、軍艦部カバーを外さないと出来ませんね。それと、このファインダーの調整ですが、よく見るともう一箇所、調整できそうですね。上の写真の赤矢印が、先ほどのサービスホールで調整できる部分。つまり二重像の左右のズレを調整するためのネジ。その後ろ側に、もう一箇所、なんと開く調整できそうなネジが有りますね。これは多分、二重像用のレンズの前後方向の位置決め用。つまり、二重像のピント調整要であろうと思います。でね、今回軍艦部カバーを外した時にふとその辺りの裏の様子を見てみますと、なんかもう一箇所穴が有るじゃないですか。赤矢印の穴が左右方向の調整用。そして黄矢印が、なんとなくピント調整用のネジの位置にあるような感じ。これが使えると便利になりそうですね。実はライツミノルタは、ファインダーの接眼レンズが、軍艦部カバーにくっついています。ですので、ファインダーを見ながら何かを調整する時、軍艦部カバーが付いていないと、ファインダーをよく確認できないんです。でもカバーをつけた状態ではいろいろ調整できなくなってしまうんですね。ですからカバーに調整用の穴があれば、そこから調整できてかなり便利なわけです。ではこの穴が使えるものなのか、ホットシューをバラしてみましょう。だがしかし、ご覧のようにカシメてあります。うーん、このカメラ、カシメが好きなのね。という事でこの穴を使っての調整はできませんでした。ですけどそのかわり、面白いことを発見しました。ホットシューの、フラッシュの足を押さえるための板バネの裏なんですが、ここになぜかモルト?が、貼ってあったんです。もしかすると、ちょっとでもスプリングの効果を高めるためなんでしょうか?いや、こんなことで効果は期待できないと思いますけど。でもせっかく発見したので、劣化したモルトを貼り替えたのでした。めでたしめでたし。
サービスホールの蓋は、どうやって外します?
ブロニカRF645さん、コメントありがとうございます。 軍幹部カバーの裏からなら押せば取れますが、組んだ状態ではそういうわけにも生きませんね。 カッターナイフの先か、ちっちゃい精密ドライバーなどがいいでしょうか。 ただ傷がつきやすいです。 ガムテープなどを貼り付けて、一気に剥がすなどの方法でもいけるかもしれません。
まち針の先でピッと弾いたら、簡単に外れて飛んで行きました。緊張の一瞬。聴力を無限大に、視力は周辺視も活用し落下点補足。 ・・・・・・発見しました。 次回は慎重にトライします。汗(^^;;
ブロニカRF645さん、コメント有難うございます。 虫ピンなどもいいかなと思っていたところでした。 CLの場合、二重像の上下の調整が難しいですが、左右のズレならここで簡単に調整出来ますね。
友人から貰ったCLだとサービスホールから覗けるネジは外側が左右の調整で内側が上下の調整でしたが如何でしょ? この部分は製造時期によって仕様が変わってるんですかね??
赤ふちさん、コメント有り難うございます。ご指摘の通り、二重ネジになっていて、外側が左右、内側が上下の調整ですね。有り難うございます。しかし、供回りするようになっている個体もあるようですので、そこは注意が必要ですね。