私の友人でブログ仲間のminatoさんのブログでツァイスイコンのスプリングカメラで写真を撮るという話があったので、同じくクラカメが好きな私もその話に便乗して、スプリングカメラを引っ張り出して写してみることにしました。
うちにも探してみるとツァイスイコンがありました。
機種名は、イコンタ系の645で、スーパーセミイコンタです。IかIIだと思います。IIIじゃないですね。
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==========================[2回]
レンズはカールツァイスのテッサー7cm F3.5です。
レンズを見てみると、古いカメラだけあって、コーティングがありません。
最近のカメラはレンズ面の反射が赤や緑に見えますよね。
でもこの頃のカメラのレンズは透明感が強く、レンズ面の反射も白く強いです。
ですのでカラーフィルムを使って撮影すると、硬い写真になりそうですね。
このカメラは645ですので大変コンパクトで、コートと言わず、ズボンのポケットでも入りそうです。
フタを閉めるとこんな感じです。
ここまではなんだか便利なカメラに思えるかもしれませんが、実は1コマ撮るのにも儀式が必要なんです。
まずは当然ですが、フタを開けます。
そしたらレンズの後ろにある距離計用のレンズを引き上げます。
シャッタースピードと絞りを決めます。
シャッターセットします。
フィルムを巻き上げます。
距離計の窓をのぞいてピントを合わせます。
ファインダーをのぞいてフレーミングします。
そして最後にシャッターを切ります。
今頃のカメラのように、スイッチ入れてシャッター押せばすべてが終わってしまうようなものとはまったく違います。
即写性はまったくありませんが、1コマの撮影に撮った感が強いと思います。
で、前述の、「距離計用のレンズを引き上げる」と言う、他のスプリングカメラでも聞かない動作が
これです。
ピントリングを動かすと、このレバー状のものに付いているレンズが回転して距離計を連動させる仕組みです。
どうしてそれで二重像が重なるようになるのかよく分かりませんが、距離計をのぞくとちゃんと連動しています。
で、このカメラの親切機構はシャッターセットしてもフィルムを巻き上げないとシャッターが落ちない点です。
当たり前のことですが、古いカメラではいつでもシャッターが切れるカメラは珍しいことではありません。
また、このカメラの残念なところはフィルム送りです。
裏ブタのコマ位置確認用の窓がありますが、これが6X9用の数字を使っているために、二つ用意されているんです。
まず右側の窓に数字を合わせて撮影した後、左側の窓に同じ数字が来るようにフィルムを送るんです。
その次はまた右側の窓に次の数字が来るようにフィルムを送って、と言うことの繰り返しで、ちょっととぼけているとコマを無駄にしてしまいそうです。
まぁとりあえず、どんな写真になるのか、写してみましょう。
いいのができたらまたこのブログで紹介しますね。
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