明日は明日の風が吹く

車を運転しながらの電話はみなさんどうされてますでしょうか。
最近のナビにはBluetooth機能もつくようになって、それで対応できるようにもなってきましたよね。
ですけどそんな高級なナビはおいそれと買うわけにもいきませんし、ましてやどの車にでもつくわけではありません。
そうなると何らかのハンズフリーキットを付けたくなるのですが、これがなかなかいいのがないのが悩ましいところ。
というわけで私が使っているのはParrotのハンズフリーキット。
このキットは、オーディオのカプラーの間に専用ハーネスを入れて接続するんです。

ですが国産車につけるには一筋縄では行きません。

[2回]

このParrotはフランスのメーカーなんですね。
で、フランス車っていうのは、実はメーカー問わずオーディオのカプラーが共通なんです。
ですのでParrotとしてはフランス車用のハーネスだけ用意しておけばいいわけなんですが、
ですけどやっぱり他の国の車にも付けたい人はいますので、そういった人のために中継ハーネスも用意されているのです。

私も前に乗っていたのがボルボでしたので、専用の中継ハーネスを購入してつけていました。

ですけどこの中継ハーネスが意外と高いといいますか、日本国内での流通がないので、輸入しないといけないんですね。
そうなると当然輸送コストが掛かりますので、結構な値段になってしまうわけです。
やっぱそれはもったいないし、中継ハーネスを余分につけると、オーディオの裏にハーネスがいっぱいになって、オーディオがうまく収まらない可能性も高くなります。

なのでここは作りましょう。

と言うことで、マツダ車の24Pオーディオカプラーから、電源などを取り出すための中継ハーネスが安く売られていますのでそれを利用しましょう。

Parrotのキットのハーネスはフランス車用ですので、ISOタイプのカプラーがついています。
ですけどこれは今回は不要ですので、バッサリ切ってしまって、今回用意した中継ハーネスに直接つなぎます。
で、できたハーネスが最初の写真。

これで接続方法は確立出来ましたので、取り付けにかかりましょう。


シフトノブは単純なネジ留ですので、回せば外れます。
そしたらシフト周りのカバーを外します。
このカバーも上に持ち上げれば外れます。

では次に、
 
灰皿を外します。
赤矢印の2本のプラスネジを外せば灰皿は取れます。


そしたらその奥に見えてくる矢印の2本のプラスネジを外します。

それと、

ステアリング下の横。
赤矢印の奥にあるプラスネジ1本を外します。

それと、Parrotの本体は黄矢印のあたりに突っ込んどけばいいでしょう。

3本のネジが外れたら、オーディオユニットを外します。

ちょっと工夫しながらちょっとずつ引っ張り出せば、


はい、この通り。
外れました。

そしたら裏のカプラーを外して、

その外したところに、今回作った中継ハーネスを組み込みます。


赤矢印の部分が中継ハーネス。
ここからParrot本体につながるハーネスが伸びています。

ではまた元のようにオーディオを組み直していって、

あとは、

マイクと、


コントローラーを取り付けましょう。
しかしコントローラーを付けるいい場所が無いですね。
とりあえずはこの位置につけて様子を見ましょうか。

ちょっと邪魔になりそうではあるけれど。

で、このBluetoothハンズフリーキットですが、たまたま副産物として、iPhoneのSIRIとの親和性がいいんです。

ボタンワンタッチでSIRIが立ち上がってくれるんですね。
そしたらマイクに向かって用件を言えばいいわけです。
例えば、「せいのカメラ店に電話」とか。

オッケー。
ちゃんと機能していますね。

しかしこのParrotのキット、今回のRX-8の前のVOLVO S60の前の、プジョー406から使っているんですね。
車は替われど、ハンズフリーキットは替わらず…