明日は明日の風が吹く

今年は世界天文年です。
これは何かというと、ガリレオが望遠鏡を使って初めて天体観測を行ってから、今年でちょうど400年目ということを記念して、天文学にちょっとでも興味を持ってもらおうという世界的な企画です。
ホームページを見てみると、「世界中の人々が夜空を見上げ、宇宙の中の地球や人間の存在に思いを馳せ、自分なりの発見をしてもらうこと。それが世界天文年の目的です。」だそうです。
とにかく夜空を見上げてみてもらって、星でも見て見ましょうやという、敷居の低い活動ですね。
これに同調して、日本各地でも様々な天文イベントが行われているわけです。

で、宇根山天文台でも今回「宇宙教室」というイベントが行われるということで、家族で参加してきました。

まずは、JAXAの的川泰宣さんによる講演会です。
これが結構面白かった。

[0回]

今回の宇宙教室の内容は、第一部が講演会、第二部が工作教室、休憩時間に宇宙食の試食があって、第三部が天体観測、となっています。
うちの子としては、工作教室と天体観測に期待しているようですが、私としては第一部の講演が一番気になるところです。
だって、普通じゃぁめったに話を聞くことができない人の講演ですよ。
世の中に講演会は星の数ほどありますが、宇宙開発に精通されいる方の講演なんて、こんなイベントでもない限り行われることはないでしょう。しかもWikipediaに載ってる様な人です。
講演の内容は、これまでの宇宙開発に始まって、宇宙から見た地球のはかなさと、そこで行われている紛争の空しさ。そしてそこからの展開で家族愛へとつながる話でした。

でも私が一番気になったのは、的川さんがなぜか「かりゆしウェア」を着ていたということです。
写真では分かりにくいですが、間違いありません。かりゆしウェアを着ておられます。
講演の最後に質問時間が有ったんですが、その時どうしてなのか聞いてみようかと思ってしまいました。

講演会場の外には、

宇宙服などの展示もありました。

続いて第二部、工作教室です。
ナニを作るかというと、簡単な天体望遠鏡です。
この望遠鏡は、「君もガリレオ」プロジェクトで推奨している15倍の天体望遠鏡です。

パッケージにも「10分で完成」と書かれていますので、うちの子でもちゃんと説明書を見ながら作ればOKです。
出来上がったら、ちゃんと見えるかどうかのぞいてみましょう。

どうやらうまくできたみたいですね。
後で星を見るのが楽しみです。

休憩時間は宇宙食の試食です。
パンとアイスクリームが用意されています。
パンは普通にパンですね。
でもアイスクリームって。
もちろん冷たいわけではありません。なにやら特殊なフリーズドライで作ってるんだって。
でも元々フリーズじゃん。

よく分からないけど、食べてみると味はまぁ確かにアイスクリームと言ってもいいでしょう。しかし食感はというと、硬くなってパサパサになったマシュマロみたいです。
宇宙飛行士はここまでしてアイスクリームが食べたいのか？

ということで次は天体観測なのですが、休憩時間に入ったあたりで雨がポツポツ降り始めて、観測会は中止になってしまいました。残念です。
でも、ただ残念なだけではありません。
このところ観望会で全然星が見れてないんです。
ペルセウス座流星群も曇りがちであまりよく観察できなかったことは、以前の記事でも書きました。
その前に行われた8月3日の府中こどもの国での観望会でも、雲が多く、肝心の土星を見ることができませんでした。
その次に8月末に予定されていた観望会も天気が悪くて中止。今月15日の観望会も、観望の時刻になったところで雲が出てきて目的だった木星が見えず。
こども文化科学館に行った後に美星天文台に行って木星を見ようかと思ってたんですが、この日も夕方から曇って見ることができず。
そして今回も中止。
うちの子は少々機嫌が悪くなっています。
天気がいい日を狙って美星天文台にでも行ってみますか。