尾道発 - カメラ屋の独り言 - Presented by せいのカメラ店
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なかなかいい感じにコニカLが仕上がったと思ってちょっと悦に入ってます。 ファインダー周りのガラスも磨いたらピカピカになりましたので、なんか口元がゆるみます。 と言うことでせっかく直しましたので試写しました。 まあまあきれいに写るんじゃないでしょうか?
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露出計を回すシステムも分解しましたので、どうせ露出はズレているでしょうと思っていました。ですから、どのぐらい修正すばいいかの目安を知るためにも、一回写してみようと思っていたんです。 が、意外にも、適正露出です。 例によって逆光でも、 結構よく写ってますね。 真ん中の白い建物の二階あたりに少しハレーションの影響のような感じはありますが、まあいいでしょう。 絞り込んだ状態だからいいのでしょうか。 そしていつものプジョーです。 まあ当たり前に写ってます。 普段使う分にはいいカメラのようです。 絞りが開いていくとどうでしょうか。 まだまだ開放ではありませんが、よく写ってます。 室内では? これでほとんど開放ですね。 ピント自体はどうやら目測通りで合ってるようです。が、この開放での撮影だと、四隅に周辺ボケが出てくるようです。 まぁこのカメラの場合、絞りとシャッタースピードの組み合わせが固定されているプリセット式マニュアルですから、自分で絞りを決めて写すことができません。 なので、開放での撮影はほとんど限られることになりますので、カメラの性格上気にしなくてもいいかなと思います。 そうそう、このコニカLのように、シャッタースピードと絞りの組み合わせが初めから決まっていて、その中から適正露出になる組み合わせを見つけると言うやり方のことを、よくプログラムと言ってる事が有ります。 でも私にしてみれば、組み合わせの変化が無いのでプログラムとは言いにくい気がしています。 しかも、オートではない。 なので、このブログでは、「プリセット式マニュアル」と呼ぶことにします。 以前にも書きましたが、フジカST-Fもこの方式です。 話しは試写に戻って、写していると何かシャッター切ってないのに巻き上げできるような気がしてきました。 なので、1回巻き上げて、シャッター切らずにもう1回巻きあげると… あれ、巻き上げできます。 どうやらシャッターセットの機構がちゃんと組めてないようです。 ではもう一回開けてみましょう。 すると、 ああ、分かりました。 Aのレバーが本来ならBのリンケージの右側に来てないといけなかったんですね。 Dが左に押されてシャッターセットが行われますが、その時Aも一緒に左に動いていきます。 その時、Bも左に行くことで、Cに引っかかっている部分が外れて、Cが前に寄っていきます。 するとCがDの邪魔をする格好になって、巻き上げようとしてもDが動かないという仕組みです。 ですが現状ではAがBを左に動かすことができませんから、Cの位置も変わらず、その結果邪魔者がいないので、Dは何回でも左右に動くことができ、巻き上げは何回でもできてしまうわけです。 ではこのリンケージの位置関係を直して、コニカL完成です。