尾道発 - カメラ屋の独り言 - Presented by せいのカメラ店
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私は草刈機というものだと思っていたんですが、どうやらちょっと違うらしい。 棒の先に回転する歯が付いていて、エンジンで回して草を刈る道具。 エンジン刈払機なんだそうな。 だからどうしたと言う話ですが、今回はこの機械の修理依頼です。
[23回]
刈払機って、しょっちゅう使うものでもないですよね。人によっては年に1回しか使わなかったりします。 だから使おうと思った時にはいつも動かないと言うことが多いわけです。 ところでこの刈払機ですが、構造が単純で結構面白いのです。 エンジンは単純な2ストローク。 キャブは、これまた超単純な構造。 ちょっと心得があれば誰でも簡単にレストアができます。 車やバイクのレストア入門にもいいかもしれません。 では持ち込まれた刈払機を見てみましょう。 症状はと言うと、エンジンが掛かりません。 まぁ、刈払機の場合は部品の破損を除けば、それ以外の不具合と言うのはほとんど考えられませんが。 さて原因は何でしょう。 見るとガソリンが送られていませんね。 キャブの下に手で押すポンプが付いていて、最初はそれをグチュグチュやって燃料を送るようです。 が、硬いですね。 ちょっとキャブをはずしてみましょうか。 手押しポンプは左下に見える茶色い丸いところです。 それにしてもきちゃないですね。 ちょっと掃除して、ついでにオーバーホールしときますか。 で、洗ってポンプを押していたら、 硬化したポンプは、簡単に砕けてしまいました。 これでは使い物になりませんね。 では補修パーツを注文しましょう。 そしたら注文したところからの返事は、取り寄せ品で時間が掛かるとのこと。 しかも、今回の注文分でメーカー在庫終了だって。 じゃぁ今後は代用品を見つけるしかないですかね。 でも待って下さいよ。 問い合わせた先は刈払機のメーカー「マキタ」関係のショップ。 このキャブのメーカーに直接問い合わせたらどうでしょうか。 どうやらメーカー名は「Walbro」と言うらしい。 一瞬「Weber」かと思いました。 メーカー名の手前には「379 510」の刻印。 そして、フランジ部分には、 「WYJ」と書いてある。 と言うことで、「Walbro」と言うメーカーを調べてみました。 そしたら日本法人がありますね。 でも一般向けの販売はしていないと書いてあります。 では本家のサイトを見てみましょう。 すると、トップページに「Order Parts」と言うボタンがありますね。 それを押して「Diaphragm Carburetors」をクリックしてみると、次のページに「WYJ」と言う型式のキャブが載ってますね。 では一番下の「PARTS LIST」のところに型式の「WYJ」を入力して「GO」をクリックすると、何かリストがいっぱい出てきました。 そしたらその中で「379」と言う数字を見つけましたので多分これでしょう。 次のページの「View the illustrated parts list」の「GO」をクリックすると、何かそれらしいのがでてきました。 右の方のある「Illustrated Parts List」を展開して出て来る「WYJ-379-1 PARTS LIST」をクリックすれば、 おお! パーツリストが出てきましたね。 リペアキットもガスケットキットもあるみたい。 それらとポンプを注文しても全部で20ドルもしないですね。 こっちにお願いすればよかったかなぁ。 ま、いいや。 もしマキタの刈払機を直したいと思っている方がおられましたら、キャブのリペアパーツは手に入りそうですので参考まで。
いやー助かりました!! 刈り払い機の使用する機会は年間数回ですが、エンジンの始動に半日以上!!刈るのは1時間なんて事が多くて修理もいいがお金もカカルのでは堪らないですからね!! パーツの入手は困難なのか調べないと分かりませんが。
始動に困った!!さん、拍手コメントありがとうございます。 刈払機って、あまり使わないからいざ使おうとすると動きませんよね。 多分それを承知の上で、キャブに手動ポンプが付いているんでしょう。 それにしても記事がお役に立ったようでよかったです。