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尾道発 - カメラ屋の独り言 -  Presented by せいのカメラ店



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物の名前が数字だと、なんとなくカッコいいような気がして来ませんでしょうか。
以前のマセラティビトルボシリーズやフェラーリなんかの数字の名前は意味があって良い感じです。
フェラーリでは、例えば512とか246とかの数字はエンジンのことで、5Lの12気筒とか、2.4Lの6気筒とかいう意味ですし、ビトルボの430とか222とかは、ちょっと面白くて、4ドアの3L、2ドアの2.2Lという意味ですよね。
となると、うちのS60をビトルボ風のネーミングにすると、423、父親の車は524になりますでしょうか。
ところでSRT101の101は何でしょうかね。
1326f93d.jpeg
と言うことで修理の続き。

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拍手[6回]

軍艦部上部の部品は外しましたので、次はカバーを留めているネジを外しましょう。
背面に2個。

DSCF1290.jpg
右側面に1個。
しかしこれだけでは外れないんですよ。

DSCF1291.jpg
実は矢印のマークの部品、
コレを外さないといけないんですね。
しかしここも以前荒く扱われたようで、結構傷がついてしまっていますね。
つまんで回すのが一番簡単なんですが、でもせめてもうちょっと丁寧にやってほしいかな。

で、ここまでネジを外せば、
DSCF1293.jpg
このように軍艦部カバーが外れます。

DSCF1294.jpg
そしてこちらが軍艦部カバーを外したボディー側。
露出計を連動させるための糸が張り巡らされていますね。
今時のカメラなら、こんな感じに物理的に連動させることはなく、電気的に連動していますね。
しかし糸がある方と言えども恐るるに足らず。
糸の端が固定されていれば、プーリーから外れても問題なしです。

ところでさっきのレンズのマーキングのネジですが、
R0014387.jpg
赤いところをはがすと、実はマイナスネジなんですね。
だから組むときにはドライバーで締めて、その後から赤いのを貼るという工程でしょうね。
おかげでバラす時はやりにくいです。

では、ファインダーまわりのクリーニングのためにバラしていきます。
まずはプリズムを外します。
DSCF1295.jpg
赤矢印の2本のマイナスネジを外して、黄矢印の部品を取ります。

DSCF1297.jpg
そして、引っ張って巻いてあるリード線をほどいて、余裕をもたせます。

f9686d9b.jpeg
そしたら、持ち上げればプリズムは外れます。

DSCF1302.jpg
その次は、ファインダーの接眼レンズを外します。
矢印の2本のマイナスネジを外すだけです。

60d8630d.jpeg
最後にスクリーン周辺部品を外しますが、まずは、黄矢印のように露出計連動の糸を外します。
本体は、黄線のように青矢印のプーリー2箇所に掛かっていますが、躊躇なく外します。

そしらた、赤矢印の部分のマイナスネジ3本を外します。※この写真では既に外しています。

DSCF1305.jpg
するとこのように、スクリーンが外せる状態になります。
コンデンサレンズも外したい場合は、矢印の4箇所のマイナスネジを外せば、取り出すことができます。

コレでファインダーまわりのクリーニングができます。

では次に、本来の目的でありましたスクリーンのねじれを修正しましょう。
7061baea.jpeg
プリズムの周囲を上から見ると分かるのですが、
位置決めのネジが3箇所、計6本あります。
このうち、黄矢印の小さいネジが、高さ調整用のネジ。
赤矢印のネジが、固定用のネジです。
赤矢印のネジを緩めた後、黄矢印のネジを回して高さを調整します。
位置が決まったら赤矢印のネジを締めるという手順です。

この時、ピントがちゃんと合わないといけませんので、ファインダーを覗きながら調整します。
もちろん前後左右の傾きも調整します。
スクリーン周辺部でのピントを確認しながら位置決めするといいと思います。
この作業では、カメラを三脚に固定して行うことを進めします。

調整が終わったらまた組んでいきます。

組む時は、シャッタースピードダイヤルが少し組みにくいですね。
DSCF1321.jpg
ASA感度表示板の裏に赤矢印と青矢印の爪があるんですが、コレがそれぞれ、黄矢印と緑矢印の溝にハマります。
青矢印の爪が長く、赤矢印の爪は短くなっています。
緑矢印時矢印の溝は、黒矢印の円形の部品上にありますが、この円形の部品は、バネでテンションが掛かっていて、シャッタースピードダイヤルを外すと、勝手に右回りに回ってしまいます。

この一杯右にまわった状態が、ASA6400の位置になります。

ASA感度表示板を取り付ける前にシャッタースピードダイヤルを取り付けなければいけませんので、
DSCF1322.jpg
このように、ダイヤルと表示板をセットした状態で組むことを強いられます。

DSCF1326.jpg
組み付けた状態がこちら。
そしたら、シャッタースピード表示板を取り付けますが、ASA表示窓に6400が見えるような位置に取り付けます。
DSCF1327.jpg
最後に、マイナスネジを締めれば完了です。

少し手間がかかる部分もありますが、概ね整備しやすいカメラですね。
と言うことで、修理完了です。

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