今日、6月23日は「慰霊の日」です。
この日は第二次世界大戦の沖縄地上戦終結の日で、戦没者への慰霊と平和への願いをこめた日です。
広島の「原爆記念日」も同様に、戦没者の慰霊と平和への祈りの日ですね。
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とはいえ、どちらもとても悲しい日です。
特に今回の「慰霊の日」の背景には、「集団自決」というとてもとても悲しい内容が含まれています。
この事の捕らえ方や、言葉の使い方には、さまざまな見解がありますが、死を選ばなければならなかった事は、この上も無く悲しいことです。
自ら命を絶った人だけではなく、家族の命まで絶たなければならなかった人もいると聞きます。
この集団自決が起こった理由を、一つに集約することはできないでしょう。
軍人からの命令もあっただろうし、天皇への忠誠心もあっただろうし、アメリカ軍に捕まりたくないという恥の心もあっただろうし、そんないろんな条件がいろんな割合でそれぞれの人の心に入り込んでしまって、戦争と言う状況の下で出てきてしまった答えだったのではないでしょうか。
今生きている我々が考えるべきは、悪者を見つけることではなく、こんな狂気の沙汰が二度と起こらないように、自らの心を鍛えることではないかと言う気がします。
そしてその鍛えた心を後世に伝えていくこと。
いやなことが起こると悪者を探しがちですが、そこにはやはり狂気がくすぶって来る様な気がします。
心を鍛えることはとても難しいことだとは思いますが、やらなければならないことと思います。
私は沖縄の人が、こうした歴史を背負って卑屈にならず、それを跳ね返すぐらい明るく楽しくすごしているのを、とてもすばらしく感じます。
ところで、慰霊の日は沖縄では公休日なんですが、私の学生当時、国立の施設は休みではありませんでした。
同じ学科のウチナーンチュは、「えっ!? 休みじゃないの?」と言っていたのをよく覚えています。
私は私で、「何言ってるの。8月6日は広島では登校日で。」と言い返しましたけどね。
そんなあっけらかんとしたウチナーンチュは、愛すべき人たちです。
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