明日は明日の風が吹く

ちょっと前にPENTAX-A 28mm,F2.8を改造して、最短撮影距離を短くする話を書きました。
で、もう一本、PENTAX-M 28mm,F2.8でも同じように最短撮影距離を短くできるのかというのが今回の話。
レンズの構造はほぼ同じだろうとたかをくくって、バラしてみましょうか。

こっちの方がコンパクトだし。

[1回]

しかしこっちの方が対物レンズが小さいんですよね。
これって写りに影響するんでしょうかね。
ま、それはそれとして、まずは化粧リングを外しましょう。

はい、外れました。
では、
その奥に見えている、

矢印の3本のプラスネジを外しましょう。
しかし右上の1本だけ、違うネジが入ってます。
前に何かの理由で分解されたんでしょうが、その時ネジをなくしたのか。
結構いい個体と思っていたので、ちょっと残念。


そしてその下に見えてくる赤矢印のプラスネジが、フォーカスリングを留めているネジ。
しかしその前に、レンズ前群を外してみましょう。
緑矢印がレンズ前群。


外してみると、うーん。
やっぱ、PENTAX-A 28mmとちょっとだけ違うっぽいですね。


ピンと長穴ではなく、ピンをピンで挟んだ構造。
これなら長穴を拡張したりしなくていいからもっと簡単に改造できるかも。

では、フォーカスリングを外して、最短撮影距離より余分に回してみましょうか。


と、直ぐに他の部品にあたって止まってしまいました。
これをクリアするには絞り関係の部品を加工しないといけないようですね。
それを確認するには、絞りをバラさないといけませんね。
でもこれ、ちょっとバラす値が面倒な感じです。

ちょっと今はそこまで気合が入らないし、これを改造する価値が有るかどうか疑問ですので、ここまでで今回はやめときましょうか。

また組み直して、やる気が高まる時期まで待ちましょう。