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尾道発 - カメラ屋の独り言 -  Presented by せいのカメラ店



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今まで多くのデジカメにはローパスフィルターというものがついていました。
このローパスフィルターというのは、デジタル写真をきれい見せるためのものなのですが、その方法は簡単にいえばぼやかすことなんです。
なんでそんなことをするのかといいますと、デジカメの撮像素子は多くの場合、RGBに光を分けて、撮影するんです。
そうなると、平面上に並べたRとGとBで、微妙に位置がズレてしまうんです。
だからズレたのをわかりにくくするためにローパスフィルターを使っています。
しかし最近は、高級機などでローパスフィルターのついていない機種も出てきてますよね。

で、今回のコレです。

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全然高級機じゃありません。
ニコンのラインアップで最も廉価な一眼レフであるD3000シリーズの最新モデル。
D3300です。
今まで高級機にしか設定がなかったローパスフィルターレスを、とうとう最廉価モデルでもやってしまいましたか。

最初の説明でも書きましたが、ローパスフィルターというのは、ぼやかすことによって色ずれをごまかすものです。
ですので必然的に解像度を落としてしまうんですね。
そういう状態って、画像にこだわる人にとっては面白く無いということになります。
逆に言えばローパスフィルターをなくすと解像力が高くなる。

そこで近頃の画素数が非常に高い高級機であれば、ひとつの画素が担う面積が画像全体に対して少なくなりますから、それに従って色ずれも目立ちにくくなってくるわけです。
それならばローパスフィルターがなくても色ずれが我慢出来てくる。

しかしそれは画素数の高い高級機だからこその話。

だったんですが、最近では廉価な一眼レフでも画素数が上がってきている。
そうした背景で、今回のカメラの登場となったのではないでしょうか。

私も個人的にはローパスフィルターは無いに越したことはないと思っているんですが、そのために画質が悪くなったのでは元も子もありませんからね。


と言うことで今回このD3300に注目したのはその点について。
解像力にこだわるユーザーが多いとはいえない機種に対して、果たしてローパスフィルターレスは必要なのか。
そしてローパスフィルターが無くなった3000シリーズの画質はどんなものなのか。



もしこの機種でも素晴らしい解像力と、きれいな画像が得られるのなら、もしかしてこの辺りの機種でも十分なのではないのかと思えてしまいます。
とっても気になると思いませんか。

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