明日は明日の風が吹く

広島県で世界遺産といえば、宮島と原爆ドームですよね。
山陰には石見銀山も有ります。
そして沖縄にも世界遺産があるんですが、私はグスク跡だけなのかと思っていたんですよ。
でも実は、本島内9箇所をまとめて「琉球王国のグスク及び関連遺産群」と言う世界遺産になってるらしいのです。
で、今回南部に行きましたので、その世界遺産群の一つ、「斎場御嶽」(せーふぁうたき)に行ってみようと思ったのでした。

それはどんなところかといいますと、

[2回]

昔からの信仰のよりどころとでも言えばいいのでしょうか。
琉球王国では聖地とされるところのようです。

ですのでアトラクションがあるわけでもなく、その存在を静かに感じるのが楽しみ方かなとも思えます。


こんな感じの、祭壇的なものが所々にあって、地元の人達も参拝に来るのだとか。


アダンの実もお供えしてあったりします。


これは、何に使うツボなんでしょうね。
祈祷用かな？


しかし平日であるにもかかわらず、ここにも観光客が多いですね。


で、このもたれかかったような大岩の部分が、一番の「拝所」(ウガンジュ)ということらしいです。
うちの近所にもありますが、やはり巨石信仰というのは宗教のベースになっているのかもしれませんね。


琉球石灰岩の石畳が、入り口からずっと続いています。
所々落ちている木漏れ日が、聖地であることを演出しているようにも感じます。

ですけどね、数年前から一般公開しない期間が設けられているんですよ。ここ。
と言うのも、拝みに来ているまわりで観光客がはしゃいでいたりとかして、沖縄の聖地という認識が低かったりするみたいで、そういうこともあって祭事の期間は入れないようにしたようです。

しかし観光客は増える一方で、そのために石畳がすり減ってきたりとか、いろんな不具合が起こってるみたいで、話によると、もう一般客を入れないようにするかもしれないとか。

そういったマナーを守ってもらうために、ここに入る前に数分の解説ビデオを見るようになっているんですが、運営側のそういう努力もむなしく、効果はあまり上がってないような気もします。

閉鎖されるのはなんとももったいない話ではあるんですけどね。

などなど考えながら、

お昼はグルクンでも頂きましょうか。