6月11日の記事で110(ポケットカメラ)用のマスクを作った話をしましたが、今回さらにバージョンアップして、より良くプリントができるようにしました。
前回のモデルでは裏からの支えが無かったのでフィルムがたわむのが大きな問題でした。その辺を中心にバージョンアップです。
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材料は、前回と同じ35mmリバーサル用の空のマウントと、印画紙の端切れです。
まず、ベースを作ります。
印画紙をマウントの大きさに切り、センターに窓の穴を空けます。
窓の大きさは、縦13mm、横22mmにしました。
110のフィルムを支えられて、撮影画像がしっかり見える大きさがこの位だと思います。
マウントと印画紙の接着には、ボンドG17を使いました。
写真ノリがいいかと思ったのですが、マウントのプラスチックには付かないようです。
次に、フィルムのガイドを付けます。
横の長さはマウントと同じ長さで、縦はとりあえず適当にして2枚作ります。
110フィルムの端切れを使って位置決めします。
スキャンする時110フィルムを通す予定のところにフィルムの端切れを置いて、その上下にガイド用に用意した印画紙の端切れを並べて接着します。
この時、なるべく端っこまで接着できるように、しかし接着剤がはみ出さないように気を付けます。
接着剤がはみ出すと、フィルムが通りにくくなったり、接着剤がフィルムに付いたりしますからね。
でも端まで接着できててないと、ガイドの下にフィルムがはまり込んでしまうかもしれません。
で、もし、接着剤がはみ出したら、シンナーとかで、しっかりふき取りましょう。
マウントからはみ出した部分は切り取ります。
そして最後に、カバーを貼り付けます。
横幅は3~4cm位がいいと思います。縦はマウントの長さと同じ。
それで真ん中に、ベースに開けた窓と同じ大きさの窓を開けます。
そしたらそれを窓の位置が合うように重ねて接着しましょう。
この時もなるべく端っこまで接着できるようにしますが、はみ出したらふき取れませんので控えめに。
接着剤が固まったら完成です。
が、私の場合、カバーの接着が端までできていなくて、フィルムを入れると若干カバーが持ち上がる感じでしたので、ガイドにカバーが密着するようにセロテープで補強しました。
で、マスクにはめた状態がこれ。
前回も書きましたが、この状態では両サイドのカバーが邪魔になってフィルムが通せません。
なので、スキャン時にはこのカバーを外しましょう。
マスクにはめてスキャンする状態がこれです。
両サイドのカバーは外しています。
それと、240と135の切り替えピンはご覧のようにどっちにも付けません。
そうすると、このマスクが110用だと判断してくれます。
今回作ったのは、フィルムを裏と表から挟む構造ですので、前バージョンのようにスキャン時のマスクの移動でフィルムがずれることもありません。
どうやらスキャンもうまくいきました。
少し悦に入って、110マスク。完成です。
110の現像及びプリントでお困りの方は当店へ。
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