明日は明日の風が吹く

やっとどうにか「デジタルカメラ分類形態学」の基礎はできたかなと言うところですが、ここでやっと、当初の問題に戻れるわけです。

それは何かと言うと、それぞれの分類のカメラを総称して何と呼べばいいのかと言うことです。

[1回]

ここでもう一度分類のチャートを掲載します。

前回の記事とダブりますが、このチャートに習って、SIGMA DP1の分類を書きますと、
映像記録界、スチール門、カメラ綱、デジタルカメラ目、ライブモニター科、背面液晶属、レンズ固定式亜属、SIGMA DP1
となります。


Leica M9なら、
映像記録界、スチール門、カメラ綱、デジタルカメラ目、ビューファインダー科、レンジファインダ属、レンズ交換式亜属、Leica M9
です。


で、それぞれのグループの呼び方を考えて見ましょう。
まず、レフレックス科、一眼レフ属は、亜属に関係なく、「デジイチ」と、従来通りの呼び方がいいでしょう。
二眼レフは、おそらく現存していないと思いますが、呼び名を付けるとすれば「デジニ」でしょうか。

ビューファインダー科、ビューファインダー属も、とりあえず個体を確認できていませんので、今のところ特に呼び名を付ける必要も無いかと思います。

ビューファインダー科、レンジファインダー属については、今のところ呼び名が付いていませんね。
ここに含まれるのは、Leica M9とか、EPSON R-D1などがあります。
この属についても、今のところは亜属に関わらず同じ呼び名でいいと思います。
30年以上前のコンパクト機はどれもレンジファインダーでレンズ固定式だったんですが、今そんなカメラが出てきても、コンシューマー向けにはならず、レンズ交換式と同じ性格のカメラになると予想できます。

ということで、レンジファインダー属については、予想通りでなんですが、「レンデジ」でいかがでしょう。

そして問題のライブモニター科ですが、まずは液晶ファインダー属について。
この液晶ファインダー属についても、レンズ交換できてもできなくても同じ性格のカメラになると予想できますので、属での呼び名と言うことになりますが、さて、何がいいでしょうか。
よく、昆虫や植物で、分類上離れているけど見かけ上よく似た種に「○○モドキ」とか「○○ダマシ」と付ける事があります。これに習って、「デジイチモドキ」とか「デジイチダマシ」とか。
ちょっとかわいそうか。
minatoさんが言ってるように「ネオ一眼」？悪くないですけど、このカテゴリーを表している言葉にはなってないですよね。
「液晶モニター式の一眼レフタイプのカメラ」と言うことで、「イチモニ」では？
ちなみに、今回の分類を適用すると、Panasonic G1及び、GH1は、このカテゴリーに入りますが、GF1は入りません。

次は同じくライブモニター科の、背面液晶属について。
この属では、亜属によって少しカメラの性格が変わってくる気がしますので、亜属で分けた呼び方がいいと思います。
そのうち、背面液晶属、レンズ固定式亜属は、これまでコンパクトと呼ばれていたカテゴリーと合致すると思いますので、コンパクトデジタルカメラということで、「コンデジ」でいいでしょうね。


ではもう一つの亜属、背面液晶属、レンズ交換式亜族は何がいいでしょうか。
このカテゴリーのカメラは、Olympus PENや、Panasonic GF1が当てはまります。
レンズ交換式コンパクトカメラということで、「レンコン」。
カッコ悪。
では、大負けに負けて、「コンパクトな一眼と言いたいカメラ」と言うことで「コンイチ」ってのはどうでしょう。
そんなことを言ってると、Olympus UKのコピーを思い出します。
Not a compact. Not an SLR. It's a PEN
まるで逆だ。