あれは多分1993年のことだったと思うんですが、Monterey Historic Automobile Racesって言う、アメリカのモントレーで行われているヒストリックカーレースに出た事がありました。その滞在先のホテルの近くのスーパーマーケットで、安物のカメラが吊るしで売られていたんです。
そんな中に、私の目を引くカメラがありました。
決してカメラの性能としてはいいとは言えないはずですが、そのデザインが私を引き付けました。
それがこれ、Kodak Cameoです。
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この蓋を閉じた時のフラッシュサーフェイスと、ラウンドフォルムがいい感じです。
どことなくルイジコラーニのデザインをおもわせると言ってしまうとほめ過ぎでしょうか。
しかも面白いのは、この真ん中のつや消し部分を開くと、
こんな風に大きく形が変わるんです。
レンズがせり出し、ファインダーのレンズが起き上がり、ストロボに至っては一般的なコンパクト機では有り得ない高さまで上がる。
機能性とギミックの面白さを両立していると感じます。
これを買った時は、日本に導入されてないモデルだと思っていたんですが、実際のところはどうなんでしょうか。ネットオークションでも時々見ますので売られていたかもしれませんね。
ですが、このカメラ、とても残念な事に
ここが割れてます。
それともう一箇所。
裏蓋の圧板のカシメが取れてます。
まぁこちらは簡単に直せるでしょうけど、ファインダーの下が割れてるのは問題です。
あそこは板バネ状になっていて、ストロボ付きの蓋を開いたり閉めたりする時にテンションをかけて固定する働きを担っているわけです。
当然突き合わせるだけでは接着の強度が足りないでしょう。けど、補強するにしても復元力のある薄い素材を使わないといけない。しかも割れたところのアールに合わせないといけない。
それとこの蓋を閉じた時には両サイドは板厚分ぐらいしか逃がしが無いから、実質補強ができるのはファインダーのレンズの幅分ですね。
好きなカメラだから直したいけどどうすればいいでしょねぇ。
まずは補強用の素材探しからかな?
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