尾道発 - カメラ屋の独り言 - Presented by せいのカメラ店
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7日の記事で15年程前に買ったKodakのCameoが壊れている話をしました。 それでちょっと直せるもんなら直してみようと思って色々やってみました。 それにしても締結ネジが多いですね。
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見えてるネジが多いと言うことは分解しやすいと言うことだと思うんですが、このカメラの場合そうもいかないようです。 何でかって言うと、 まず、カメラ前面のカバーと、裏面上側のカバーが外れれば、割れた板状の部品が外れそうなんです。が、その板状部品があるために外せないネジがあるんです。 というのがこれ。 前側のネジは前面カバーを、後ろ側のネジは裏面上部のカバーをとめています。 つまりこの二つのネジのどちらかを外さないと前後のカバーを外すことができません。 今の状態でなら簡単に外せますが、それはファインダーとストロボをつなぐ板状の部品が割れて開いているからです。 本来であれば こんな感じになって、長いドライバーでもうまくかかりません。 じゃぁこの板状部品を直したらどうやって組み立てるの? そもそもどうやって組み立てていたの? アングルドライバーでも使うんでしょうか。 ま、この問題は組み付ける時まで保留にして、とりあえず割れた部品を直しときましょう。 板状部品の上側は こんな風にストロボのアームに引っ掛けてあるんですが、これが意外とピッタリ造ってあって、湾曲させたりこじったりしないと外れませんでした。 下側は、裏面上部カバーに金属の棒を挿してヒンジになっています。 棒を抜けば外れます。 外した板状部品を早速接着してみました。 内側はこんな感じ。 外側は、 こんな感じです。 一応プラモデル用の接着剤で着きます。 しっかり硬化するまで1日置いて、これで大丈夫か?と思って力をかけると簡単に折れてしまいました。 やっぱり接着部の面積が小さ過ぎたようです。 じゃぁ補強するしかないですね。 でもナニを使いましょうか。 平板のプラスチックなら色々有りそうですが、このアールに沿わせるのはちょっと面倒ですね。 初めからアールになっているものは無いですかねぇ。 あぁ。有りました。ピーケース。 特にDNPのやつなら黒ですし、柔軟性もありますからいいかも。 アールもほとんど同じです。 ハサミで簡単に切れますので、 切って必要な大きさにします。 ではそれを板状部品に着けるんですが、ピーケースはプラモデル用の接着剤でも、ABS用でも、塩ビパイプ用でも着きません。 じゃぁエポキシなら着くかな? 2液を混ぜて張り合わせたらしっかり固定して硬化するのを待ちましょう。 硬化したので付けてみようと思ったら、「パキッ」と言ってはがれてしまいました。 エポキシでもダメなのね。 やっぱ素材を替えますか。 とは言ってもいいのが見つかりませんので、とりあえずここは保留です。 素材が見つかったらまた作業に入りましょう。 それともう一箇所。 圧板のカシメが取れてるのですが、圧板自体はプラスチックですので、カシメを復活させることは困難です。 なので、 接合部分に両面テープを貼ってみましょう。 使用時は押さえ方向ですので、くっ付いてさえいれば機能するはずです。 で、圧板を定位置に戻して はい、完了。 あとは保留にしている割れてるとことです。 これはまた追々。 外側から補強すれば楽だねぇ。 でもかっこ悪いか。