明日は明日の風が吹く

昨日に引き続きリコーマチック３５です。
不具合箇所は距離計が合っていないこと。それから露出計が動いていない事。
ではまずバラしていきましょう。

でもこのカメラ、スタイリッシュでシンプルです。
だからバラす取っ掛かりも良く分かりません。
どっからバラしたらいいのでしょう。

[4回]

上から見ても

ネジはホットシューの所にしか有りません。
こんなところからバラしていくとは考えられません。

横にはとりあえず、

ストラップ取り付け部がありますので、これは外せそうです。
そうすれば上半分のメッキのカバーは外せそうですね。
でも他はどこにあるんでしょうか。

裏蓋を開いてみても、

ファインダーの横に一つネジがありますが、これは多分距離計調整用のサービスホールカバーでしょう。
あとはレンズの裏から留めているカニ目のリングネジはあります。
他にネジの頭は見えませんね。
裏蓋のロック部分に、

かろうじてネジの頭が見えますが、これもロック機構のカバーでしかなさそうですね。
ではとりあえず、外せるとこだけでも外してみますか。

ストラップ部のパーツを外せば、上側カバーが外れます。
そしてレンズ裏のカニ目ネジを外せば、

レンズもポロッと取れます。
でもちょっと下側のカバーを外さないと前に進みませんね。
レンズもリード線が下にもつながってるから完全には取れないし。
ちょっと一旦元に戻しましょう。

でも下側はどうやって外す？
裏からか？

あ、そうか。
ここだ。
巻き上げも巻き戻しもここにある。
多くのカメラ達とは上下逆の構造でした。
つまり軍艦部が下にあると考えればいいわけですね。
なんだか宇宙戦艦ヤマトの第三艦橋の様でもあります。

では外しましょう。

いつものようにここだけは逆ネジです。

で、やっぱりここも外さないといけません。

裏蓋ロック部分ですが、これらを全部外しとかないと、下側カバーが外れませんでした。

と言う事でやっと外れました。

バラしてしまうと、悩んでた自分が馬鹿みたいです。

では不具合の修復に取り掛かりましょう。
まずは動いてくれない露出計です。

構造的には、オリンパスペンEEと同じです。
が、やはり露出計の針が全然動いていません。

と、また話が長くなりましたので今回はこの辺で。
続きをお楽しみに。

今回はあんまり実のある話にならなっかった感じですね。
これに懲りずに引き続きよろしくお願いいたします。