明日は明日の風が吹く

妻のグランセニックにナビを付ける第8回。
ナビ本体の取り付けについてです。
これも例に漏れず、そう簡単では有りません。

1DINサイズ取付金具「AD-V200」(オンダッシュモニターをインダッシュみたいなレイアウトにしてくれる取付金具)を取り付けてますので、車両側の取り付け面からモニターの裏までの長さに余裕が有れば問題ないのですが、グランセニックのオーディオ取り付け部の上側は、ボッコリ膨らんでいます。

やっぱり余裕はなく、ナビ本体の取り付けを少し手前へオフセットしないといけません。

となると、ナビ本体の本来隠れる上面と側面が見えてしまいます。
オフセット取り付け用の化粧枠があればいいのですが、よく分からないので手元にあるもので対応しましょう。
まず、ナビ本体の上面、側面にはつや消し黒のカッティングシートを貼りましょう。

こんなに奥まで貼らなくても良かったんですが、とりあえず余裕を持って。
車両への取り付けブラケットは、面一より一段出る位置に。

[1回]

車両への取り付けブラケットは、

こんなのを流用しました。
確かマツダの汎用のものだったと思います。
ルノー福山に聞いたら、汎用のブラケットを使ってボディー側の加工無しで付けてますって話だったんですけど、ウソです。

オーディオが入る穴の幅が1～2mmほど小さいです。
だからヤスリで少し削りました。

まぁリバースのハーネスに接続するところを教えてもらったし、今回は流しときましょう。

で、取り付けた状態が、

これです。
ブラケットの周りも穴とかあるので、ここにもカッティングシートを貼ってめかくしにしときます。

でもこれだけではまだです。
汎用の取付ブラケットに付属の黒いプラスチックの化粧枠は、ナビを面一で付けた時しか取り付けられません。
と言うのも、枠の穴の大きさが、ナビのフェイスパネルは通るのですが、本体が通るほど大きくは造ってないためです。化粧枠なので当たり前です。
ですがそのせいで、ナビ本体を手前にオフセットして取り付けると、化粧枠が奥まで入らないわけです。
仕方がないので化粧枠の内側をヤスリで削りました。

ところで、もともとオーディオが付いていたんだから、その取り付け方法を流用すればいいのでは？
と、多くの方は思うことでしょう。

しかし、残念ながらそれはとてもすごく困難です。
まず取り付け部分を簡単に説明すると、こんな感じです。

上の図はオーディオ右側の取り付け部分を上から見たイメージです。
車両側のパネルを、オーディオのフェイスパネルと固定金具ではさんで固定する形をとっています。
ですから、まず、取り付けるオーディオに本体よりはみ出したフェイスパネルがついていないと、表側の押さえが利きません。
でも普通そんなもん有りません。

それともう一つ。
もともとのオーディオについている固定金具は、こんな感じです。

銅色のものが固定金具です。ちょっと分かり難いかもしれませんが、オーディオの取付、取り外しの時、上の写真で金具の下に写っている穴（写真下側が本来の正面です）から棒を突っ込んで、金具をオーディオ本体に沈める方向に持っていくわけです。
そうするためには、本体に沈めるための逃がしがないといけないわけです。
でも普通そんなもん有りません。

なので、このブラケットを使ったわけです。
ちなみにこのブラケットは日東工業のNKK-T40Dと言う製品です。

試行錯誤は楽しいですね。