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尾道発 - カメラ屋の独り言 -  Presented by せいのカメラ店



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またしても昨日の続き、リペアスパイラルから抜け出すことはできるのか。

昨日の記事を見てもらうと分かりますが、シャッターの調子がおかしくて何回もシャッターを切っていたら巻上げまで動かなくなってしまったのが、
DSCF1502.jpg
これ。
何が悪いんでしょうね。

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とりあえず、軍艦部を開けてみてみると、巻上げが止まった原因はすぐに分かりました。
巻き上げ軸の根元の方がカムになっていて、そこにレバーが当たることで巻き上げの終了と、レリーズ時の巻き止め解除を行っているんですが、そのレバーが少しズッていました。
これは多分カムとの滑りが良くないせいだと思いましたので、カムにほんの少しグリスを塗りました。

巻上げを何度もテストしてみてももう引っ掛かることがないのでこれでOKでしょう。

次はシャッターが切れなくなることについてです。
シャッターが切れなくなったときに、シャッター羽根を動かすリングをちょっとこじってやると、シャッターが動きます。
と言うことは、やっぱりシャッター羽根が引っ掛かっているんじゃないかと予想しました。
前回組んだ状態のシャッター羽根は、
DSCF1503.jpg
こんな感じ。
このカメラのシャッター羽根には、このように根元の部分に補強のような小さい部品があります。
これはLYNXのようにシャッター羽にくっ付いているわけではなく、載っているだけです。
しかも最初にシャッターを分解した時に、シャッター羽根がボロボロと落ちてきたので、元々どういう風に組んであったのか分かりません。
なのでこういう風に組んでみたんですが、どうもちょっと違うみたいです。
赤い矢印の部分が時々引っ掛かるんじゃないかとも思われます。
と言うのも、青い矢印のあたりですが、ちょっとゆがみが出てますよね。
羽根が引っ掛かる度にこのあたりに負荷が掛かっていたんじゃないでしょうか。

ということで、シャッター羽の組む順番を逆にしてみました。
DSCF1507.jpg
どっちから並んでいても同じことになるはずですから動き自体に問題は無いはずです。
で、これで組んでみると、どうやらシャッターは止まらなくなったようです。
めでたしめでたし。

で、今回はそれに加えて革を貼り替えることにしました。
何回もレンズを外したりしていたこともありますが、元の革が経年変化で硬化も進み、ボロボロ状態です。
DSCF1510.jpg
使ったのはこれ、「合皮シート」。
東急ハンズで売っていたので試しに買ってみました。
裏面には、
DSCF1511.jpg
用途としてカメラの貼り替えなどとも書いてあります。
あれ?「貼り替え」じゃなく「張替え」なの?
とりあえず、このブログでは「貼り替え」を使ってます。
漢字的にこっちだと思うんですが、国語的には間違っているんでしょうか。
まぁいいや。

このシートは裏にのりが付いていて、貼りやすくなっています。
ただこのシート、カメラに貼るにはちょっと薄過ぎですね。
地の凹凸が出てきてしまいます。
でもまぁとりあえず、使えなくはありません。
DSCF1509.jpg
貼ってみるとこんな感じ。
これでリペアスパイラルから脱出か?

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