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尾道発 - カメラ屋の独り言 -  Presented by せいのカメラ店



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シャッターが前よりは快適になった「ハチ公」ことスメナ8Mですが、レンズのヘリコイドを外しましたので、ピント調整をする必要があります。
では早速レンズをはめて、シャッターボタンにレリーズを付けて、シャッタースピードはバルブにしてシャッターを開けっ放しにします。ルーペに取り付けたピントグラスをフィルム面に当てて、無限遠でのピントを合わせましょう。

そしたらその位置でピントリングが無限大になるように取り付けて、
R0010667.jpg
3本のネジで固定したら、ピント調整終了。
あれ?

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拍手[3回]

絞りの指標が合ってないですね。
4にしているはずなんですが、4を通り過ぎて、表示が無いところまで行ってます。
仕方がありません。絞り指標の位置合わせもしましょう。
まぁカメラの性格から考えて、ピントは正確には合わせていないだろうと思っていましたので、このあたりがずれて来るのは想定内です。
というよりより正確にピント調整ができたという実感がわいてうれしくなります。

では絞り指標を合わせるには?
ピントリングの方で調整できるのかと思って見てみましたが、これは一体もので、絞りの数値も直に印刷されています。じゃぁレンズ側で調整するんでしょう。

???
調整できるような構造になっていませんね。
絞りリングは単純なプラスチックの一体ものです。

じゃぁどうするの?
こういう時メーカーではどうやって組んでるの?

!!!
もしかしてこれか?
R0010628.jpg
被写界深度。

開放F値の4の被写界深度がこの赤矢印の範囲。
なので例え無限遠位置が緑矢印のところまでずれても、ピントは合う範囲だという話か?
少々ピントがズッても大した影響は無いよということなのか?
なんと言うことでしょう。

それなら元々ピントリングの位置合わせができる構造にしておく必要ないじゃん。
絞り指標でピントリングの位置合わせをするのか?
それよりもナニよりも、スメ8って、デフォルトでピンボケなのか?
そうなのか?

あぁ、やられた。さすがだ。
このことをもしメーカーに問い詰めたら言い訳が返って来そうだ。

でもそれじゃぁ面白くない。
合わせましょう。
R0010627.jpg
やることは簡単。
絞り指標が合う位置に来るように、絞りリングに新たな溝を作ればいいのです。
元の溝に近いところだとちょっと心配だったので、ヘリコイドを180度ずらしてはめて、もう一度ピント調整をして、絞り指標のずれている分が補正される位置に溝を彫ります。
絞りリングは薄いプラスチック製ですのでヤスリで簡単に加工できます。

ということで、
DSCF1807.jpg
はい。
ピントも絞り表示も合わせることができました。

でもなんか色々不安に感じてきた。
ピントリングに書かれている距離の数字は、本当にその数値でその距離にピントが合うのか?

まぁいいや。どうせ被写界深度の範囲内だ。
いや待てよ。
被写界深度の表示は正確なのか?
うう、ロシアスパイラル。

R0010630.jpg
例えば16まで絞ったら、被写界深度はレンズの裏側に回って、この範囲になってしまう。
まさにパンフォーカス。
本当か?

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