昨日の日没後の話ですけど、月と金星が見かけ上すごく接近してました。
皆さんも見られましたでしょうか。
こういうのって、なんか楽しいですね。
去年の10月28日の記事で、月と木星が接近した話をしましたが、今回はその時よりも、もっと近付いて見えます。
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これを撮影したのは19時過ぎぐらいでした。空はまだ明るかったので、ちょっとコントラストの低い写真になってしまいましたので、トーンカーブをちょっと調整してみました。
これを撮ったのはリコーR5です。
このくらいの天体ショーでしたらコンデジで十分写せます。
でもそのまま写したのではきっとうまく写りません。
何でかと言うと、空は暗いけど写したい星は明るいからです。
つまりこういうことです。
画面全体の光の量を平均すると、暗い部類に入る環境だと思います。
そうするとカメラとしては、暗くならないように光を沢山取り入れるべく、絞りを大きく開いて、シャッタースピードを遅くしようとするはずです。
しかし実際に写したい対象は、結構明るく光っています。
なので、そのまま写すと、星も空も明るくなりずぎるわけです。
この時の対策としては、デジカメの露出補正を使いましょう。
ほとんどのデジカメにはこの機能が付いています。
マイナス2ぐらいにしても今回の場合ですとOKと思います。
ただし撮影結果を見て調整してください。
それと、ズームをいっぱい伸ばすと今回の場合は効果的でした。
と言うのも、月も被写体だったからです。
惑星や恒星だけが被写体の場合は、ズームアップしても大きくは写りませんので、風景を入れるなどのアングルをお勧めします。
もう一つ、暗い環境での撮影ですので、手ブレしやすくなります。
三脚に載せるのがベストですが、どこかに置いてなるべく動かないようにして写してもいいと思います。
今回の撮影の場合は車のドアを開けてその上に載せて撮影しました。
それとそれと、こういう環境での撮影の場合、ピントがうまく合わないことが良く有ります。
その時はマニュアルフォーカスに切り替えて無限遠に設定してください。
思っている以上に手軽に撮影できますので、皆さんもぜひやってみてください。
ということで、昨日の金星ですが、どこに見えたかと言うと、
真西より少し北寄りでした。
地平線または水平線まで見える地域であれば、より近付いた状態を見ることができたと思います。
上の画像は私が良く使っている「Stellarium」ではなくて、今回は「Stella Theater Lite」という、これもフリーソフトです。
インストールすれば日本語環境を整える必要も無く使えますから、Stellariumよりもお手軽だと思います。
で、このソフトで月と金星の接近を拡大してみると、
こんな感じ。
当然と言えば当然ですが、最初の写真と同じ状態になってますね。
ぜひ皆さんも天体写真に挑戦してみてください。
どんな天体ショーがあるかを知るには、「AstroArts」と言うサイトの「星空ガイド」のページが便利です。
次で面白そうなのは、6月7日に火星としし座のレグルスの大接近でしょうか。
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