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尾道発 - カメラ屋の独り言 -  Presented by せいのカメラ店



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愚行と言われる方も居られるでしょう。
例えば自分が乗っている車がマイナーチェンジされたからと言って、同じ車種で買い換える人って言うのはどのくらい居られるのか。
でもまぁ、ヨーロッパ車であればそれも納得できます。
ヨーロッパ車はマイナーチェンジ前と後とでは、そのクオリティーは全く別の車と言っていいくらい改良されますからね。
言い換えれば、それだけ初期型が間に合わせで出されているということなんでしょう。
シグマDP1も、これとよく似ています。
R0011812.jpg
だから買い換えるんです。

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シグマDP1と言えば、知る人ぞ知る名機であり、私の愛機でもあります。
撮像素子がデジタル一眼レフと同じ大きさであるのみでなく、RGBの各素子が同じ所に3つ重なっているために色ずれが起こらないと言うすばらしい性能を持ったカメラです。

しかしこのカメラにも欠点が有りまして、これも知る人ぞ知る内容ですが「マゼンタカブリ」が起こるんです。
SDIM1365.jpg
特にこういった強い光源を写した時にそれは顕著で、こればっかりはハッキリ言ってひどいです。

うまくいった時の描写がすばらしいだけに、
SDIM0234.jpg
私としてはどうしてもそこが直って欲しいわけです。

そしたらですね。
DP1発売から1年半後の去年の10月に、「対逆光性能も改善」されたという、DP1sが出たんです。
このことは去年の10月7日の記事でも書いています。
なので、このマイナーチェンジされたDP1sが、ずーっと気になっていたんです。
かと言ってまた大きな出費もできないわけです。
そしたらね、ここのところDP1sがかなり安くなってきてるじゃないですか。
この背景にはきっと、ビッグマイナーチェンジ版の「DP1x」のアナウンスの影響があるのでしょう。

だったらそっち買った方がいいじゃんと思われるかもしれませんが、新しいのはまた高いはずですからね。
大きな出費になってしまうわけです。
それに、私が気になるところはマゼンタカブリの部分だけで、処理エンジンが速くなる必要性は感じていないわけです。
そうなんです。DP1xの主なトピックは、DP2DP2sと同じ新しいくて速い処理エンジンが載ってるということなんです。

だから個人的には、それほど必要とも思っていない機能のために、お金や購入時期を惑わされるより、マゼンタカブリが改善されて、しかも今が底値ではないかと思われるDP1sをこのタイミングで買う方が断然いいわけです。

以上が愚行の言い訳です。

ではDP1と、DP1sとの違いを見てみましょうか。
一番最初の写真を見ても違いは発見できません。
R0011813.jpg
背中も全く同じです。
ほんのわずかにボタンのテカリ具合が違いますでしょうか。

外観上ハッキリ違うところと言えば、
R0011815.jpg
機種名に「s」が書かれているかどうかということだけだと思います。
一般的にはこの買い替えは、やっぱり愚行にしか見えないでしょうね。

ではマゼンタカブリは?
SDIM0008.jpg
すばらしい。

全体的な色味も良くなってるみたいですね。
じゃぁいろいろ写して歩きましょう。
いや待てよ、散歩カメラはフジカコンパクトSだったんじゃなかったっけ?

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