尾道発 - カメラ屋の独り言 - Presented by せいのカメラ店
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では昨日の続き。 キャノンデミSをバラしに掛かっておりますが、昨日の段階でシャッター羽根までをバラすことが出来ました。 これは洗浄するとして、外したシャッターユニットのカバーの方についています、絞りをバラします。 はい、こちら。 動きません。
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無理して動かせば一応動きます。 が、無理はあんまり良くないですね。 ではここに見えている黒いカバーを外します。 マイナスネジ2本で留まっていますのでこれを取ります。 するとその下にもう1枚黒いプレートがあります。 これはそのまま取れますので外します。 すると絞り羽根が出てきます。 絞り羽根を持ち上げると、この4枚がそのままの形で持ち上がりました。 粘りと固着の中間あたりですね。 これも洗浄します。 絞り羽根の下にはもう2枚、同じようなプレートが入っています。 順番と向きを確認しておいてください。 これで絞り関係の部品は全てバラしました。 ではシャッター羽根と絞り関係の部品を全部ベンジン浴にして、洗浄します。 はい、こちらが風呂から上がってさっぱりしたところです。 左上の3枚がシャッター羽根。 その右の4枚が絞り羽根。 絞り部分のプレートは、外した順番に1から4まで番号をつけています。 こちらはレンズ関係の部品です。 外した順番に置いとけば、組む時に分かりやすいです。 矢印の真鍮のリングが、シャッターユニットとヘリコイドを固定していたカニ目のリングネジです。 で、こちらがボディー関係の部品です。 外したネジとかは、穴に挿したままにしておくと部品を持ち上げた時に落としやすいですので、外してグループごとに置いておくと分かりやすいと思います。 で、ここまで出新たに発覚した不具合があります。 レンズが少し曇ってますね。 これは前群なんですが、2枚目のレンズの後ろ側が、強い光にかざすとわずかに曇っているのが分かります。 色々使って拭いてみましたが取れません。 まぁほんの少しなのでこのままいきましょうか。 普通に見てみても確認できないぐらい薄い曇りですので。 それから、 フィルムカウンターのレンズが割れていて、しかも結構劣化していてちゃんと見えません。 付いていたのは手前のものです。 たまたまデミSのジャンクパーツがあったので、その中からレンズを見つけて、交換する事にしました。 今度のレンズは真ん中に黒い印があります。 どっちが新しいのか知りませんが、知らないうちにマイナーチェンジしてるんですね。 それと、 腐っていたモルトを貼り替えました。 古いのを、アルコールやベンジンを使って、綿棒でこすり落とします。 大体きれいになったら、適当に切ったモルトを水貼りします。 結構面積が広いのでなんかもったいない気もしますが、まぁやってみましょう。 ちなみに、Aki-Asahiさんではデミ用のカット済みモルトも販売しているようです。 ではこれから組んでいきましょう。 でもちょっとその前に、ヘリコイド関係の話もしないといけませんね。 と言うことで続きはまた今度。