明日は明日の風が吹く

デジタル一眼レフは、センサーに汚れが付いてしまうのが困ったところです。
うちで仕事で使っているEOD 5Dも、例に漏れず段々とゴミが目立ってくるようになって来ました。
その点フィルムカメラであれば、撮影コマごとに撮像面が入れ替わりますのでゴミが付きっぱなしと言うことにならなくていいのですが…
そこでどうしてもやらないといけなくなるのがセンサーの掃除です。
今までやたことがなかったのでそんな道具も持っていなかったのですが、これを機会に購入してみることにしました。

センサーの掃除道具にも色々有るんですが、高価なものの方が効果が高いのかもしれないと思って、こんなのを買ってみました。

[1回]

センサーの掃除道具は、大きく分けると、湿式と、粘着式、それから静電気式があるようなんです。
湿式って言うのはクリーニング液と、染み込ませて拭くための綿棒とか、紙とかがセットになってるやつです。
粘着式って言うのは棒の先端に粘着質の樹脂が付いたもの。
それから静電気式って言うのはブラシ状になっていて、そこで静電気を起こしてゴミを吸着するタイプです。

それぞれに一長一短があるようですが、今回購入したものは、「ビジブルダスト｣の「VDセンサークリーニングキット｣と言う、静電気式のブラシと湿式のクリーナーがセットになったものです。


外箱はこんな感じ。
届いた時にはこんな怪しいもの頼んだかなと思いました。


箱を開けるとこんな感じです。
カナダ製のようで、日本語の説明書もあるのですが、イマイチ読み取りにくいです。


これがセット内容。
黒い大きいのが静電気式クリーニングブラシ。
黒い小さいのが、湿式のクリーニング液。
白っぽい箱が

湿式のクリーナー。
この白いところにクリーニング液をつけてセンサーを拭きます。

これがクリーニング液です。

では黒い入れ物から静電気式クリーナーを出してみましょう。

さらにこんなケースに入っています。
青い色がいい感じです。


このケースの中に静電気式のブラシが入っています。


単四電池2本使用。

スイッチを入れると、

ブラシ部分が回転すると言うだけの仕組みです。
これだけのものとしてはちょっと高いんじゃないかという気もしますが、もしかしたら見えないところに技術が使われているのでしょう。

ブラシを回して、ブラシに付いていたゴミを飛ばすと同時に、静電気を発生させます。


回転を止めて、イメージセンサーを掃き掃除します。
この時もこまめに一掃きごとにブラシを回転させるなどするといいようです。
でも決してセンサーにブラシを当てた状態で回転させないで下さい。

さてきれいになったんでしょうか。

こちらが掃除前のEOS 5Dのセンサーの状態です。
結構ゴミが付いています。
(分かりやすいように画像処理しています)

そして静電気ブラシで掃除すると、

まぁ、ある程度きれいになりました。
でも残りのゴミはどうもこびりついているようで、これだけでは取れそうにありません。
仕方がありませんので、セットにあった湿式のクリーナーも併用してみましょう。


その結果がこちら。
ほとんどのゴミが取れました。
もうちょっと根気強くやればもっときれいになりそうですが、とりあえず実用レベルに来たと思いますので、今回はここで終わっときましょう。


通常撮影ではゴミは見当たりません。

きれいになって良かった良かった。
今度は粘着式のものも試してみたいですね。