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尾道発 - カメラ屋の独り言 -  Presented by せいのカメラ店



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妻のグランセニックにナビを付ける第18回。
バックカメラの位置決めと配線が終わったので、いよいよ最終段階の、防水処理に取り掛かります。

ですが簡単にはいきそうにありません。
そこで考えたのは、バックカメラにカバーを付けてしまうと言う方法です。
そうすれば隙間が少なくなって、コーキングで防水ができそうな気がします。
DSCF0410.jpg
ちょっとやってみましょう。

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まず、ガーニッシュとカメラの間は
DSCF0336.jpg隙間と言うよりも穴が開いてる感じになっています。
しかもこのガーニッシュの裏にはリアゲートの鉄板は無いので、防水は必至です。
隙間程度ならコーキングで埋めるだけでいいですが、前述したように隙間程度ではありませんので、どういう対応をするかが問題だったわけです。

だからカバーを付けてみようという話なのです。

じゃぁとりあえず試作してみましょう。。
適当に寸法を取って、まずは3面図にします。
それができたら展開図作りです。
展開図を描くときに役立つのが「工作用紙」です。文房具屋で50円ぐらいで売ってます。

工作用紙のいいところは、寸法が入っているから展開図を描きやすいのはもちろんですが、描いた展開図を切り取れば、1/1の試作品ができるところです。あたりを取るのにそのまま使えます。
工作用紙で作ってみた試作品が最初の写真です。
これを組み立てればあたりが取れますね。

バックカメラにあてがってみると、大体OK!
少しの修正を加えればいけそうです。

では製品造りに取り掛かりましょう。
ブラケットを改造したときに使ったアルミ板がまだまだ残ってます。
薄いアルミ板ですので金属用のはさみで簡単に切れます。
アルミ同士の接合部分は、なるべく強度を上げた方がいいと思ったので、硬化時間の長いエポキシで接着しました。10時間ぐらいのやつです。
溶接や半田も考えたのですが、アルミは結構難しいようなのでやめて、ロータスエリーゼのようにアルミを接着して組み立てることにしました。

とりあえず出来上がったカバーをバックカメラに当てみましょう。
DSCF0368.jpg
いい感じです。
隙間もだいぶ埋まって、これならコーキングで防水できそうですね。

ここまでできたらしばらく眺めながら悦に入ってください。

このまま取り付けるのもなんなので、
DSCF0372.jpg
似たような色で塗装をしときますか。
塗装が乾いたら、取付にかかりましょう。

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