明日は明日の風が吹く

2ヶ月ほど前からフィルムを入れっぱなしで、出動機会に恵まれなかった「シロコンタ君」こと、コンタフレックス スーパーBを久しぶりに使ってみました。
というか、最初にナニを写したのか覚えてなかったので、早くフィルムを出した方がいいなと思って、昨日自転車でうろついたついでに持って歩いたと言うわけです。
で、ナニが写っていたのかと言うと、

ちょっと分かりにくいですか?
スリーポインテッドが見えると思いますが…

[1回]

これは私の先輩がいじっていた縦目のボンネットです。

このように開いているところを後ろ側から写したものです。
シロコンタ君はシャッター優先のオートですが、絞りが開放になってもアンダーになるからといって、シャッタースピードを勝手には変えてくれません。
ですので露出不足の時は露出不足に写ります。

でもそれがかえっていい感じになります。
その場の雰囲気がよく伝わる写真が出来ます。
デジカメのように無理に露出をあわせて雰囲気の違う写真になったり、ノイズが目立ったりしません。

どちらがいいかはそれぞれ意見があるでしょうが、出来上がった写真を楽しく感じるのはこっちの方だと思います。
それと、確かこの時は35mmをつけて行ったと思います。
だからキャブにもこれだけ寄れてますね。
コンタフレックスのプロテッサー35mmは、つけたときの不恰好さをのぞけばいいレンズだと思います。

では後は昨日撮った写真を、

このカメラは先程も書きましたようにシャッター優先のオートです。
ですので、絞りは自動的に変化してしまい、絞り値ありきの撮影にはちょっと不向きです。
つまり絞り開放での撮影がしたいという時にはちょっと面倒です。
実際、露出計の針が2.8を指していると、適正露出なのか、アンダーでそれ以上針が動けないのかが分かりませんので、ついついシャッタースピードを遅くして、少しは針を2.8から離そうとしてしまいます。
まぁ、いい方に解釈すれば、開放での撮影はほとんど行われないということになり、ある程度絞られたピリッとエッジの効いた写真ができやすいと言えます。

今回撮影した写真もその例に漏れず、

出来上がった写真からはシャープな印象を受けます。


当然こういうシチュエーションではより絞られますのでシャープさは増しますね。


久しぶりに使ってみると、改めて良く写るカメラだなと思いました。


ボディーもコンパクトでカッコいいし。
もっと使ってあげよう。
あ、そうそう、もう一台「クロコンタ君｣こと、コンタフレックスSもありますね。
かわいそうに全然使われていません。
どうしよう。