3月24日の記事で、ボルボS60のATFを交換した話をしました。
それによってどんな変化があったかというと、若干シフトショックが滑らかになった気がします。
ですが、S60の持病であるスタート時のショックと、時々起こる停車中のショックはほとんど改善されていません。
若干ショックがゆるくなった気はしますが…
で、このショックがなぜ起こるかというと、この時期のS60は、停車中にブレーキを踏んでいると、クリープがカットされるようになっているんですが、走り始めるためにブレーキを放すと、当然ながらそのクリープカットがカットされるんですね。
つまり動力が接続されるわけです。
が、その時のショックが大きくて不快なんです。
なのでATFを交換してみましたが、大きな変化はありません。
ならばATを制御しているコンピューターにブレーキを踏んだと言う信号を送らなければ、そもそもクリープカットが行われずに、接続時のショックも無くなるのではないかと言うのが今回の安易な考えです。
と言うことでとりあえず、ブレーキスイッチを外してみますか。
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上の写真はブレーキペダルの上の方。
シートの前にもぐりこんで、下からダッシュボード裏側を眺めた様子です。
緑矢印がブレーキスイッチ。
そこにつながっている赤矢印がスイッチにつながる配線のカプラーです。
このカプラーを外せば、当然ブレーキを踏んだと言う信号はどこにも送られなくなります。
ストップランプも点かないのはもちろんですが、ATのコンピューターにも信号は送られなくなりますから、クリープカットされることもなくなるはずです。
もしそうなら、このスイッチからストップランプにのみ配線を引き直すことで問題解決となるはずです。
ただしそれは予想です。
実際に外してみて走行に支障が出るような不具合が起こってはいけません。
もしかしたらABSが効かなくなるかも知れないし。トラクションコントロールが制御できなくなるかも知れません。
と言うことで、とりあえずカプラーを外してみて、駐車場内をゆっくり回ってみることからやってみましょう。
外したカプラーはこんな感じ。
水色のカプラーに赤と黄色の線がつながっています。
ではエンジンをかけます。
メーターパネルには何のエラー表示も警告も出ていませんね。
ブレーキを踏んでもちゃんと踏み応えはあります。
まぁ、これが外れたからと言ってブレーキのような重要なシステムが効かなくなるのではシステムとしてお粗末です。
ですのでおそらく、ABSやトラクションコントロールには影響無いはずです。
ちょっと安心しましたので駐車場を回ってみましょう。
?
あれ?
あ、
そうか。
ブレーキを踏んだ信号が送られないから、シフトロックが外れずに、パーキングから動かせません。
当然です。
でもここの制御もATのコンピューターで制御しているはずですね。
と言うことは、ATのコンピューターにもブレーキの信号を送らないといけません。
そうなると、クリープカットが働いてしまいますね。
チャンチャン。
お疲れ様でした。
そうそう、ATFを替えて、いい事もありました。
これまで平均燃費は6km/L前半だったんですが、最近の平均は8km/Lです。
何かちょっと滑ってるような感じも無くなった気がします。
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