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尾道発 - カメラ屋の独り言 -  Presented by せいのカメラ店



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今年も住吉花火まつりがありました。
去年までは渡船の横の建物の屋上で見ていたんですが、その建物は今はありません。
ですので今年はどこで見ようかなと思っていたんですが、うちの家の裏山に登るっていうのもいいかもしれないと思って、行ってみることにしました。
今まで山の上に見に行ったことはありませんでした。
眺めはいいだろうとは思ってはいたんですが、虫は多いし、トイレもないし、ということで、ついつい便利のいいところで見ていたというのが実情です。
でも考えてみれば、便利のいいところはお金がかかりますが、山の上ならお金はかかりませんね。
虫除けスプレーをかけて、弁当持っていけば、そっちの方が楽しいような気がしますね。
で、今回は、せっかくなので、ちょっとは撮影もしてみましょうかと思ってカメラを持って行ったのでした。
DSC03210.jpg
カメラを持って行く段階では、今年こそは真面目に撮るぞと思うのですが…

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拍手[3回]

いざ花火が始まると、見ていた方が楽しいし、弁当も食べたいし、ビールも飲みたいし。
そんなこんなで結局真面目に撮らないんですよ。
でもまぁ、そのくらいの方が楽しいかも。

それで今回は、一応昼間のうちに場所を取っておいたんです。
DSC03158.jpg
草ボウボウなのでとりあえずシートを敷いておきました。
向こうの海の上に見える矢印のが花火を打ち上げる台船です。

空も開けていますので、絶好の位置だと思います。
ただし地面は少し傾斜していますが。

もしかしたらこの場所も人気があって、時間になると人でいっぱいになるのかなと思っていたんですが、実際にはそんなことはなく、結構広々と使えました。
やっぱり虫も多いし、登って来るのもしんどいから、みんな来ないのね。
ですので三脚立てても全然じゃまになりません。

ということで撮影の方はといいますと、適当にパシャパシャ撮りました。
考えてみるとデジタルで撮るのとフィルムで撮るのとでは撮り方が違いますね。

フィルムの場合は完成された一コマを撮るという目的がありましたので、シャッターはバルブにして、レンズの前を何かで覆って、必要な時だけ覆いを取って露光させるという方法でした。

しかしデジタルでそんなことをしていると、ノイズが乗ってしまうこともありましょうし、電池もすぐに無くなってしまいますね。

ですので今回は、花火が開くほどの時間だけシャッターを開けるようにして、単品で撮影していきます。
そして後でデーターを重ねるという手法をとりました。

これまでやっていたフィルム一コマに気に入った花火を重ねていくという方法を、パソコン上でやってやろうというわけです。
シャッタースピードは1秒から2秒くらいで適宜調整して、絞りは8から16あたりで、これも適宜。
ISO感度は100にしておきました。

最初の写真は単品です。
しかしこれは撮影時に少し手を加えています。
何をしたかといいますと、花火が開く露光中に、ピントリングを回してボカしています。
写真を見てわかると思いますが、花火の先端の方が玉のようになっていますよね。
本来なら細い線が最後まで走っていくのですが、終わりの辺でボカしましたので、このように先端がボケて玉のようになったというわけです。

こういう技法もおりまぜながら、ビールを飲み飲み適当に撮影していきましょう。
しかしデジタルになって何がいいかというと、写した結果がすぐに分かることですね。
ですので露出も追い込んでいけますし、ボカし加減も確認できます。

あとは、花火の撮り方ですが、最初の写真のようにアップで撮るという方法と、風景も入れるような引いた撮り方もありますね。
アップの方がダイナミックな写真が撮れますが、基本的にカメラは三脚に固定していますので、アップを狙うとフレームになかなかうまく入ってくれません。
ですので端っこの方に写ったりもするわけです。

しかしそこでパソコンの出番です。
DSC03215.jpg
例えばこんな感じ。
真ん中辺りに青と金の重なった花火があり、下の方にほとんど外れてしまった金色系の花火がありますね。
この2つの花火は別々に写したものですが、コンピューターで重ねました。
するとこのようにお互いにバランスの良い位置関係になった写真ができるのです。

フィルム時代にはこれを現場でやっていたんです。
個人的にはその方が面白い気がするんですけどね。

では次に水中花火です。
DSC03222-001.jpg
これもそれぞれ別のコマに写った花火を重ねています。
あとで重ねやすいようにカメラのアングルは変えずに写しています。

では幾つかコマを入れ替えてみましょう。
DSC03222-002.jpg
奥の方の金色の水中花火と、空中真ん中辺りの青い花火は共通ですが、他のものを入れ替えています。
こういう遊び方ができるのもデジタルの面白いところです。

では水中花火もアップで撮ってみましょうか。
DSC03241.jpg
アップで取れば単品でも結構いけますね。

DSC03247-003.jpg
これもなかなかシックでいいですね。

今の花火に少し重ねてみましょうか。
DSC03247-001.jpg
今度はちょっとゴージャスになりましたね。

DSC03247-002.jpg
こちらはボカしを利用したものを重ねて、華やかな感じにしてみました。

では次に、よくあるアングルで。
DSC03284-005.jpg
これも重なる花火で雰囲気はかなり変わってきます。
赤と緑のコントラストも花火らしくていいですね。

DSC03284-003.jpg
私は個人的にこの青い花火が好きです。
金を混ぜると品が出てきます。

DSC03284-002.jpg
この赤い花火は開きはじめにボカしておいて、開くに連れてピンを合わせています。
単品でも結構映えますが、少しアクセントを入れることで引き立ちますね。

DSC03297.jpg
これは少しメルヘンチックな感じになりました。

DSC03316.jpg
花火の締めは、このような大玉が上がりますが、写真にするのは厳しいですね。

適当に撮った写真でもこんな感じでアレンジ次第で面白くなりますので、みなさんもこれから行われる花火大会でチャレンジされてみてはいかがでしょうか。

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