明日は明日の風が吹く

”カリブ海の高級リゾートで飲んでいるようなコーラ”をコンセプトにしています。
なんじゃそりゃ。
パッケージにも、「カリブ海の高級リゾートをイメージしたさわやかなコーラ！」と、書いてあります。
カリブ海の高級リゾートで飲まれているコーラは、普通のコーラと違うのかい?

いやいやそれは空想の話でしょう。

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カリブ海の高級リゾートで、こういったものが飲まれているというわけでなく、カリブ海の高級リゾートでコーラが飲まれるとすれば、そのコーラはこんなイメージだという話でしょうね。
発想としては面白いですね。

ということで今回ご紹介する飲み物はこちら。

「ペプシカリビアンゴールド」。
深みのある青と、金色の液体がなかなかいい感じのパッケージですね。
これはもしかすると美味しいかもしれません。

パッケージには「WHITE SAPOTE FLAVOR」？
どういう意味？
ホワイトサポテの香り？
ホワイトサポテって何？

商品のサイトを見てみますと、
「カリブ海沿岸や中南米に生育する果実「ホワイトサポテ^※」のフレーバーを採用した、爽やかな味わいのコーラです。
※亜熱帯性の柑橘類（ミカン科）の果樹。果皮は緑色から薄い黄色をしており、果実は非常に甘い。」
だそうです。

非常に甘いんだって。
なんとなく味が想像できてきました。
真夏の太陽の下で香る甘い香り。
あんな感じかなぁというイメージが湧いてきます。


とは言え、こういうのは果汁が入っているわけではなく、香りが入っているだけです。
今回のこれは、パッケージでは多くを語っていません。
もしかしたら自信があるのかもしれません。

では飲んでみましょうか。


コップに移すと、金色の液体がいい感じです。

香りは？
やっぱり甘い香りですね。
コーラのそれとは違う種類です。

飲んでみますと、
うん、
甘い。
しかし砂糖の甘さとは明らかに違います。

確かにこれは、熱帯夜で飲む飲み物という感じがします。
そういう意味では、コンセプトのカリブ海の高級リゾートで飲むコーラというのは的を得ている気がします。
ただしこれがコーラと言えるかどうかは疑問ですが。

とは言えこれは、日本人が好む味とは思えませんね。
なかなか微妙な味です。
ただそれが余計にエキゾチックな雰囲気を増加させている感じがします。
個人的には、最初はナニこれって感じでしたが、飲むにつれ、ありかもと思えてきました。

しかもこの飲み物、冷えているよりぬるい方がいいかもしれません。
全部飲まずに忘れていて、すっかりぬるくなってから飲んでみたんですが、
その方が甘い香りに広がりがあって、舌に感じる刺激もまろやかで、これはなかなかいいですよ。

真夏の北谷の防波堤に座って飲む、ぬるい瓶入りのバドウィザーのような…

このなんとも言えない甘い香り、
少しココナッツにも似た甘ったるさ。
遠い記憶の中にありそうな感じです。

そう言えばこれは、
そうそう、
ハワイアントロピックの香りに少し似ていますね。
そうですよ、あのムスク系の香りに近い気がします。
ハワイアントロピックのエキゾチックな香りとボトルパッケージに憧れて、海に行ってオイルを塗るんだと、中高校生時代は思っていたものでした。

多分そうですね、サンオイルの香りが私の記憶に刷り込みされていて、そのせいでこの飲み物に夏のイメージを思い浮かべるのでしょう。

味はさておき、熱帯夜が楽しくなる飲み物という気がします。