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尾道発 - カメラ屋の独り言 -  Presented by せいのカメラ店



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デジカメの進歩というのは凄まじいスピードで、半年経てば旧モデルになってしまうような状況です。
そうなると、古いデジカメはだんだんと使われなくなってしまうわけですね。
古いデジカメって言うと、画素数が低かったり、起動が遅かったり、背面液晶が小さくて見にくかったり、電池がすぐに上がったりします。
でもね、使えなくはないんですよね。
だから捨てるのはもったいない気はするし、かと言って使わないし、お客さんも新の買うと、前のがいらないとか言って置いて行ったりするし。
例えばこんなの。
DSCF9359.jpg
これはペンタックスのオプティオS。
2003年のカメラです。

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※Ver.1では今後更新されません。
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拍手[1回]

パッと見た感じ良さそうにも見えるのですが、性能はというと、320万画素、3倍ズーム、背面液晶は、
DSCF9361.jpg
なんインチ?
ちっちゃいです。

この頃のデジカメというと、多くのものにファインダーがついています。
DSCF9364.jpg
背面液晶を見て撮ればいいのに、なんでファインダーがついていたのか。

それは、液晶をつけていると電池がすぐなくなるので、液晶を消していても使えるようにということが一つ。
それから、撮影スタイルとして、カメラを顔から離して撮るというのが馴染んでいなかったということが一つ。
液晶や、バックライトの性能が今程良くなく、日中はほとんど液晶が見えなかったということが一つ。
などが考えられます。

しかし、私などは、今でもやっぱりファインダーがあった方が好きなわけでして、そういう向きには、こういう古いデジカメがいいなぁと思ってしまうわけです。

では実際に使ってみると、その性能はいかがなものなのでしょうか。

まずファインダーですが、
最終期のフィルムコンパクトのファインダーより、更に見難くなっています。
DSCF9363.jpg
しかし、まぁ、使えなくはない。

そして、背面液晶を見てないと、ピントが合ったかどうか不安になりますね。
それに対しては、ファインダーの横に緑のインジケーターがあって、ピントがあったことを教えてくれます。
これはフィルムコンパクトと同じですから、今の時代にはマッチしていないものの、使えないものではありません。

ただ、マクロモードにした時は話は別です。
ファインダーと撮影レンズの間には光軸のズレがありますので、被写体に近付けば近付くほどファインダーとはズレた状態になってしまいます。

IMGP0724.jpg
本当はこんな風に撮りたいと思っていても、

ファインダーを覗いて撮ると、
IMGP0723.jpg
こんな感じになってしまうわけです。

しかし、このオプティオSの場合は、背面液晶をオフにしていても、マクロモードにすると自動的に液晶が表示されるようになっています。
これは良い機能ですね。

IMGP0717.jpg
マクロ撮影もなかなかこなしますね。
意外にも綺麗に写ってます。

IMGP0721.jpg
設定できるISO感度が低く、最高で200ですのでフラッシュ無しの室内撮影ではちょっと厳しいですが、ミックス光下でも、ホワイトバランスはなかなか良くとれていますね。

IMGP0720.jpg
もちろんフラッシュ撮影なら何も問題有りません。

これならブログ用カメラとして十分使えるのではないかと思います。
まだまだ使える古いデジカメですが、でもやっぱり誰も使わないんですよね。

でじかめレトロ主義」さんのブログでは、そんな古いデジカメに、再度光をあてるためのモディファイなどをやっておられます。
私も古いデジカメをまたみんなに使ってもらうための妙案を考えていきたいと思っています。
良い考えを思いついた方はぜひご意見をお寄せ下さい。

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◎ さぼっててスイマセン

ご紹介ありがとうございます。
最近、現用フィルムがないタイプのレトロカメラにはまって、デジカメ遊びが滞っています。レンズやシャッターのレストアだけでなく、カートリッジを工夫したり、フィルムを作ったり苦労して、ようやくたどりつくトイカメラみたいな写り。デジカメとは違う楽しさです。
古いデジカメでも300万画素以上なら、充分普段づかいに使えますので、使えるおもちゃとして、皆さん楽しんでください。
うちの姪っ子は、携帯電話みたいにデコってすごいことになっていました。

ジャン亀 2011/11/14(Monday)13:39:27 Edit
◎ Re:さぼっててスイマセン

ジャン亀さん、コメント有難うございます。
というと、インスタマチックなどですか?
インスタマチックにはとっても廉価なカメラから、本気のカメラまで、色々有りますから、私もいじってみたいとは思っています。
またそんな情報もありましたら教えて下さいね。

【2011/11/1507:10】
◎ フィルム改造

今回は、戦前の巻き戻し軸がない35mmカメラからはじまりました。失われた巻き取り専用カートリッジの代用品が必要です。次いでは、細軸ブロニー620フィルムのボックスカメラに無理矢理、現行120を使う、さらにボルタ版カメラに120フィルムを巻いたままカッターとノコギリで切ったものを押し込むという荒技までいきました。
これで写ってしまうのが、オールドカメラの恐ろしいところです。どれも単玉らしく画面中心部以外は、見事に流れる、いわゆるトイカメラ画質ですが、ハマってしまいました。
せいのコレクションに戦前カメラやボックスカメラはありませんか。

ジャン亀 2011/11/15(Tuesday)14:19:25 Edit
◎ Re:フィルム改造

ジャン亀さん、コメント有難うございます。
それはまた面白い所に手を出しましたね。
うちにもどこかによく分からないのが有ったような気がしますが、使い道がないと思って奥の方に仕舞っていると思います。
でももしかしたら、自作すると面白いかも。

【2011/11/1516:48】
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