明日は明日の風が吹く

ずっと以前のことですが、ハッセルブラッドのレンズを35mm一眼レフにつけるためのマウントアダプタが売られていたのを覚えています。
しかしいくら写りのいいツアイスのレンズだからといって、そこまでして使う必要もないのではないかと思っていました。
それに、ハッセルのレンズを35mmに流用するほど豊富に所有している人って、そんなに多くないでしょうとも思ったし、そんな人ならわざわざ35mmで使おうとも思わないでしょうとも考えました。
それから永い年月を経て、マウントアダプタはデジタルカメラで花開くことになりました。

こんな感じで。

[1回]

しかし現在のマウントアダプタの繁栄はどういう形態から始まったのでしょうか。
私はキヤノンEOSデジタルシリーズにM42レンズをつけ始めたあたりからかなと思っているんですが、違いますかね。
マイクロフォーサーズにライカMマウントをつけ始めた方が先でしょうか。

いずれにしてもレンズ交換式デジタルカメラによって広まったのは間違い有りません。

と言うことで私としても、マイクロフォーサーズのカメラを新調しましたので、マウントアダプタを使わない手はないでしょう。

今回用意したアダプタがこちら。
ライカM-M4/3です。
つまりライカMマウントのレンズをマイクロフォーサーズのカメラにつけるアダプタです。

ではレンズをつけてみましょう。

はい、いろいろ出してみました。

ではまずはライカMマウントのM-ROKKOR 28mmをつけてみましょう。

取り付けは簡単。
普通に取り付ければOK。


おお。
これはなかなかかっこいいですね。
しかし焦点距離は2倍になりますので、28mmといえども56mmになってしまいます。

では次に、同じくM-ROKKORの40mmをつけてみます。


これはベリーグーですね。
カッコいい。
鏡胴の金属の感じがいいですね。
持って歩くと楽しそうです。
が、80mmになりますので中望遠です。
でも考えようによっては、明るい中望遠ですので、ポートレートにいいかもしれませんね。


そしてこちらはと言いますと、


M-ROKKOR 90mm。
この長さはスタイリング的には微妙ですか。
これも当然焦点距離は2倍になりますので180mm。
望遠の場合は焦点距離が長くなるのは望ましいですね。

では今度はLマウントのレンズをつけてみましょう。

そのためにはまず、L-Mアダプタが必要になりますね。


こちらはキヤノン35mm F1.8です。
これもなかなかいいかんじですが、
やっぱりM-ROKKORの方がカッコいいかな。


で、古いレンズではよく黄色いフィルターが付けられています。
が、そのままでもホワイトバランスをオートにしていたら、
カメラで補正されて、黄色くなりません。

Lマウントといえば、やはり沈胴レンズはつけてみたいところ。
しかし沈胴させた時にマウント内部のどこかに干渉しては大変です。


でも大丈夫。
レンズを引っ込めた状態でもマウント部後端より飛び出してはいませんね。


GF3につけるとこんな感じ。
マウントアダプタとの段差はありますが、シンプルでカッコいいかも。


レンズを伸ばすとこんな感じになります。
やっぱなんか変かな。

今回はいろいろなレンズをつけてみましたが、やってみるとなんか楽しいですね。
今度はレンズを色々と変えて、試写もしてみたいと思います。