明日は明日の風が吹く

最近では天体撮影もほとんどデジタルカメラで撮影ということになってますよね。
ただし、デジタルカメラにはローパスフィルターというのがありまして、それがどうやら天体の赤い光の再現を阻害しているらしいのです。
ですので天体撮影を楽しむ人達の中には、デジイチのローパスフィルターを外す改造をして撮影している人もいます。
でね、以前キヤノンからもEOS 20Daという天体撮影にオススメというカメラが出されていたんですが、今回また出すんだそうです。

今度はEOS 60Da。
見た感じは60Dと同じです。

[1回]

では何が違うかといいますと、先に書きましたローパスフィルターがちょっと違っていて、ニュースリリースによると、「Hα輝線の透過率を「EOS 60D」に比べ約3倍に引き上げました」ということらしいです。
そしたらどうなるかというと、「これにより、一般的なデジタルカメラでは撮影することが難しい、バラ星雲や馬頭星雲など天体ファンの人気が高い赤みの強い星雲を、特殊なフィルターを使用することなく高精細に撮影することができます。」ということです。


だからこんな感じ。
60Dで撮ったよりも赤の再現が良くなっている。

いいですねこのカメラ。
こういうの買って天体写真をたくさん撮ってみたいですね。

EOS 60Daのサイトには作例も出ていまして、










こんなふうに撮れるんだそうです。

でもこんな感じに撮ろうと思うと、いい望遠鏡と、電動の赤道儀が必要になってきますので、すでにそれらを持っている方にはオススメのカメラですね。

私のようにそんなものも持っていない人では、装備を揃えるだけで車が買えてしまうかもしれません。
でも欲しい。

しかしこのカメラ、ローパスフィルターを変更しているために、「一般の被写体を撮影した場合、実際より赤みの強い撮影画像になったり、適切なカラーバランスを得られないことがあります。」という話です。

まぁ、いつも変な色になるとか、明らかに変な色になるとかいう話ではないと思いますので、たぶん普段の撮影にも十分使えるんじゃないかなと思ってますけどね。

天体撮影にデジイチを使いたいという方にはオススメの一台です。

なおこのカメラ、受注生産となっておりますので店頭に並ぶことはまず無いでしょう。
もちろん当店でもご注文お受けいたしております。

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せいのカメラ店
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