このごろはレンズ交換式のカメラが増殖してきていますね。
そのおかげでレンズマウントの種類も増えてしまって、一体何種類あるのか分からないような状態です。
以前はレンズマウントといえば、メーカーごとに概ね1種類だったんですけどね。
しかも銀塩カメラであれば撮像面の大きさは幾つかに限られていたんですが、今のデジタルカメラではマウントの種類ごとに撮像面の大きさが違います。
それで困るのは多分レンズメーカーですね。
しかしそんな現状があっても、レンズメーカーからは色々と交換レンズが作られ始めています。
今回ご紹介するレンズもそんな中のひとつ。
シグマ 30mm F2.8 EX DN。
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このレンズはシグマのミラーレス用の交換レンズ。
マイクロフォーサーズと、ソニーEマウントの2種類があります。
スペックから言っても、マイクロフォーサーズで60mm、Eマウントで45mm。
開放F値も2.8と、注目を集めるような内容でもありません。
しかし実はこのレンズ、間もなく発売されるであろうDPシリーズの新機種、Merrillのレンズをほぼ移植したものらしいのです。
DPシリーズは私もDP1sを持っていますので、その写りの良さはよく知っています。
その新型で画素数を増やした機種に使うレンズなのですから、悪い予想はたちませんよね。
しかし私も、このスペックから実はノーマークだったんですが、
CP+でお会いした磯村さんがレポートを書いたという情報があったので見てみますと、
これが実によく写っているんです。
詳しくはこちらを参照して下さい。
ハイライトはヌケが良く、それでも階調はしっとりしている。
しかもピリッと繊細な輪郭。
発色もいい感じですね。
これは私好みのレンズじゃないですか?
磯村さんに聞いたのですが、この撮影はRAWでなく、GX1のデフォルト設定でJPG撮影したものだそうです。
それでこの写りですよ。
素晴らしい。
シグマがカメラからレンズだけ取り出してでも売りたかったわけが分かります。
こんなことを書くとシグマさんに怒られるかもしれませんが、テッサーのような感じとでも言いましょうか。
※この画像はカールツアイスイエナのテッサー50mmです。
このレンズ、欲しくなって来ました。
しかし私が今使っているLumix 20mmと、ちょっとカブリますね。
使い分けができないですよ。
Flektogonのように使いやすくてよく写る20mmをお蔵入りにするにはもったいなさ過ぎますからね。
でも欲しい。
真面目な話、このレンズ、GF3や、GX1などのマイクロフォーサーズ機をキットで買った時の追加の標準レンズとして購入するのはとってもオススメですね。
いや、ボディ単体とこのレンズをセットでというのもいいですよ。
値段も安いし。
待てよ、そもそも私は持ち歩きカメラの候補としてまずDP2xを考えていたんですよ。
その写りの良さはわかっていたものの、RAWで撮らないと本領発揮できないということで候補から外れたんですよ。
しかしこのレンズならDPシリーズのさらに進化した写りが得られるし、しかも私の手持ちのGF3で使えば、FOVEONの解像度とまではいかないけれど、充分な解像度でJPG撮影可能になりますね。
あれ?
買うか?
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