明日は明日の風が吹く

発売前からこのブログでも何度か記事にしてきましたが、FinePix X10は、なかなかいいカメラだと思います。
うちにカメラを買いに来た方が、何がいいかと言われたら、まずこれをおすすめします。
デジカメはどれも同じと思われている方も多くおられると思いますが、実はカメラによって写りは全然違います。
私としてはせっかく写真を撮るのなら、よりキレイに撮れた方がいいと思ってしまうわけです。
しかしまぁそこには幾つもの妥協点がありますので、これがいいと言う一つの回答というのもないのですが、ある意味高次元での妥協点のひとつが、このX10であろうと思います。

それにカッコいいし。

[1回]

このカメラの前に出されたもう一つランクが上の機種にX100というのがありますが、これは素晴らしい性能を持ったカメラであるものの、性能を追求したためにレンズは単焦点となっています。
私などはその方がいいと思うのですが、一般的にはやはりある程度のズームは欲しいところでしょう。
なのでズームレンズが付いたX10をおすすめしたくなるわけです。

レンズはもちろんフジノンレンズ。
焦点距離は35mm換算で28mmから112mmです。
使いやすい画角ですね。


そしてこのカメラの売りのひとつが「MADE IN JAPAN」。
ではなくて、見やすいファンダーが付いていることですね。

私が普段使っているLUMIX GF3にはファインダーがないのが大きな欠点と言ってもいいほどです。


背面ボタンはまぁ普通に使えるように並んでいます。

でも私がいいと思ったのは、

露出補正ダイヤルが右肩に付いていて、いつでも簡単に調整することができることです。
デジカメにとってプラスマイナスの露出補正は必須と思っていますので、これが簡単にできることは大きなアドバンテージになると思います。
ただこのダイヤル、もう少し軽めでもいいかなという感じがしました。

それから、このカメラにはオプションで専用フードが用意されているのですが、

実はフィルターはこのフードに取り付ける仕様になっています。

フードのフード部分と言ったらいいのでしょうか、外周部分が外れるようになっていて(赤矢印)、

その中に52mmのフィルターがつけられるようになっています(緑矢印)。

カメラの方に直接フィルターをつければいいのではと思われるかもしれませんが、
実はカメラ側のネジが特殊で、40.3mmなんだそうです。
今のところこれな合うフィルターなどはなさそうです。

で、このカメラですが、うちの父親が使い始めたものです。
父親も使いたいけどどうしようか悩んでいたようですが、やっぱり使ってみるといいカメラです。
もちろん写りもいいですしね。
持って歩いてもカッコいい。

あ、ちなみに写真のX10煮付けているストラップは純正ではありません。

では、ちょっとだけ試写したものを掲載しておきます。

マクロも1cmまで寄れるのは、さすがコンパクト機といったところ。


高感度にも対応していますので、室内でもキレイに撮れます。

やっぱいいですね、これ。