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尾道発 - カメラ屋の独り言 -  Presented by せいのカメラ店



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1円ジャンクのオリンパス・ペンEES-2を手に入れたものの、かなりのジャンクぶりに嫌な予感がする反面、腕がなるのも事実。
機能面では、とりあえずシャッターは切れているようですが、絞りがちゃんと動いてないようです。
果たして露出計は生きているのか。
そんな状況ですので、さっさとバラしてみたいところではありますが、ハヤる気持ちを抑えて、前モデルであるEESとちょっぴり比較してみましょう。
9de80058.jpeg
左奥がEES、右手前が1円EES-2です。

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やはり大きな違いは、EESでは左肩にある「S」の赤バッジが、EES-2では無いこと。
やっぱ「S」のバッジは欲しいですね。

DSCF1479.jpg
ファインダー周りはほぼ同じですが、レンズ部分は違っています。
露出計受光部のレンズのデザインが違います。
EESは蜂の巣状の並び、EES-2は同心円状の並びです。
このデザインは人によって好みが分かれるところでしょう。
私はEESの方がいいかな。

そしてレンズのすぐ外側のデザインも違いますね。
これは機能的な違いから来ています。
EESではレンズのすぐ外側、つまり露出計受光部の内側がフォーカスリングになっているのに対して、EES-2では、露出計受光部の外側がフォーカスリングになっています。
これについては、EES-2の方が明らかに操作しやすいです。

あとは、細かいことを言えば、シンクロ接点の位置がごくわずかに違います。
これは、裏ブタ開閉方法の違いでグループ分けされます。
裏ブタ取り外し式のペンはシンクロ接点が、少し上にありますが、ヒンジタイプのものは、少し低い位置になっています。

7f17f7c3.jpeg
レンズ鏡胴を上から見たのがこちら。
左上がEES、右下がEES-2です。
赤矢印がそれぞれのフォーカスリング。
先にも書きましたが、EESでは露出計受光部の内側に、EES-2では露出計受光部の外側にあります。

そして黄矢印がASA設定ダイヤル。
EESでは最高で200、EES-2では400まで設定可能です。

また、EES-2では、青矢印のようにオート設定リングが独立していますが、EESでは、ASA設定ダイヤルと兼用になっています。
つまり、EESでは、ASAを設定している状態でオート。
リングを回して絞り値に合わせると、マニュアル設定になります。

b7118fcf.jpeg
上から見ると、EES-2ではホットシューが新設されています。
あと、フィルムカウンターが、EESでは手動設定式、EES-2では自動復元式です。

エンブレムはEESの方は浮き出した文字、EES-2の方は落ち込んだ文字ですね。
EESの方では、「EES」の表記はなく、PEN-EEの一つの仕様という雰囲気です。
が、EES-2の方は、EESと言う独立したシリーズのように見えます。

abd07faf.jpeg
裏ブタ開閉方法は、EESでは取り外し式。
EES-2ではヒンジ式です。
ヒンジ式の方が使いやすいですが、個人的には取り外し式のほうがカッコよく感じます。

あとはファインダーに、黒いプラスチックの接眼部があるかないかという違いがありますね。

比較すると、やはりEES-2の方が使いやすい設計になっていますね。
しかし、EESの方が、各部がカッコいい。

それと、表に出てきにくい違いとして、オートを解除して絞り値を設定した場合ですが、EESの方は、設定した絞り値の通りの絞りの開度になるのですが、EES-2では、明るさに応じて、場合によって絞られることがあり、設定した絞り値通りの開度にならない事があるんあです。

これは、カメラの構造上の違いのためで、EESではASA設定ダイヤルがマニュアル時の絞り設定ダイヤルも兼ねていますので、マニュアル設定にした時に、露出計受光部に光を当てない仕組みにできるわけです。
だからマニュアル時には露出計は真っ暗な状態と同じようになり、周囲の明るさに影響されて設定した絞り値と違う絞り開度になることがありません。

ですがEES-2では、ASA設定ダイヤルとオート設定ダイヤルが独立していますので、オート解除しても、露出計は周囲の明るさによって反応し、その結果、絞り値をF2.8にしていたとしても必ず開放になるわけでなく、適正な露出になる絞り開度になってしまう場合があるんです。

これは不具合かというとそうでもなく、絞り値が表記されている部分には、しっかり「for Flash」と書いてあります。
つまり、マニュアル撮影用ではなく、フラッシュ撮影用ということです。

マニュアル機能を使いたい人は、EESの方がいいでしょうね。
そう考えると、やっぱりEESの方がいいかもしれませんね。
問題はASA400か。

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