明日は明日の風が吹く

先日、オリンパス・ペンEESの話をしました。
よく写るSシリーズがEEになった、使いやすくて綺麗に写るカメラなんですね。
しかしこのEESですが、フィルム感度がASA200までしか対応していないんです。
今のフィルム事情では、400が使えないのは大変不便ですよね。
そこでEESの後継モデルのEES-2は、どうかなと思っては見たものの、赤い「S」の刻印がなかったり、裏ブタが通常のヒンジタイプで、ちょっと格好良く無いかなあと思っていたんです。
でもまあ安く手に入ればと思って、ネットオークションに結構なジャンク品が1円で出ていたので入札していたら、そのまま落札してしまいました。

それがこちら。
せっかく落札しましたので、直せるもんなら直してみましょうか。

[3回]

では早速各部を見てみます。


まずは軍艦部。
結構な老人斑が出ています。
メッキも逝ってしまっているかもしれませんね。
でも、カウンターの窓はキレイです。


こちらは巻き戻し側。
巻き戻りノブのレバーがゆるゆるになっていますが、これは板バネの調整で直るでしょう。
しかし、ストラップ吊り金具も錆びてますね。


オデコの部分ですが、シャッターボタン下は、何かにぶつけたのか、塗装が剥げて少し変形しているようです。
シャッターボタンもコナ吹いてますね。


肩の部分は結構な腐食ですね。
いっそのこと塗装するかな。


そしてカメラ底面。
巻き戻しボタンのところのは緑青が出てます。
が、大きな傷は無さそうですね。


レンズ周りですが、ブチキチャナイ。
各リングも鏡胴も、なんかすごく汚れてますね。
前玉も汚れている。
これはもしかするとレンズはダメかも。


はい、ファインダーももちろんかすんでます。
クリーニングで綺麗になるか?


そして言うもでも無く、モルトは全て朽ちています。

うーん。
さて、1円ジャンク。
撮影できるまでの復活可能なのか?
開けてビックリは無しにして欲しい…