明日は明日の風が吹く

もう今となっては、カメラと聞いてフィルムカメラを思い浮かべる人もほぼいないでしょう。
それに加えて、APSフィルムの市場在庫も、既に底をついたのではないでしょうか。
なんとも寂しい限りなんですが、無くなったものは仕方が有りません。
そうなると困るのが、今までAPSフィルムを使っていた方々。
カメラが使える状態でも、写すためのフィルムが無いのではどうしようも有りません。
となれば、次はデジカメに替えるという手段しか、ほぼ無くなってしまっているわけです。
しかしここで問題なのは、背面液晶を見ながらの撮影が難しく感じる人が多いという点。
そして、充電することに違和感を感じる人が多いという点。
これらをクリアできるデジカメがあると、フィルムカメラからデジタルカメラへの切り替えもすんなり行く可能性が高いわけです。
そこでこのカメラの登場です。

実は以前にも紹介しています。
キヤノン PowerShot A1400。

[4回]

どこで紹介したかといいますと、CP+の記事でです。
実はこのカメラの前にも、同じようなスペックのデジカメが有ったんですが、2年ほど前になくなっていたんです。
でもやっぱり廉価なファインダー付きのカメラが欲しいという話は根強いのでしょうね。
今回のCP+でも発売前のA1400が展示されていました。
では再掲載にはなりますが、その時の画像でこのカメラをご紹介させて頂きましょう。

このカメラはキヤノンのラインナップの中でも最も廉価な部類のカメラです。
ですが、コンパクトで、余計な機能もなく、言ってみれば使いやすいカメラではないでしょうか。
そんな訳で、作品作りには向いていませんが、レンズも28mmから140mmの光学ズームですから、普段の撮影には十分な焦点距離です。
しかも、広角側での開放F値が2.8。これは廉価なカメラにしては上出来ですね。
もちろんマクロ機能もレンズ前3cmまで行けますし。

そしてこのカメラのアドバンテージとして単三電池駆動というのがあります。
多くのデジタルカメラが専用の充電池を使っているのに対して、単三が使えるというのはとっても便利です。
例えばどこかに旅行に行くとなった時、充電池を使うデジカメではカメラ以外に充電器が必要になってきますよね。
でもこのカメラなら単三で動きますので、いつでもどこでも買えますし、予備を持って行っていても邪魔になりません。
他にも例えばクルマに常備しとくという使い方もありますよね。
そんな時でも単三ならすぐに交換出来ます。

もう一つ面白いのは、背面にある「？」のボタン。
これはヒントボタンといって、操作がわからなかったりした時にこれを押すと、解説が表示されるという話。
よくデジカメは難しいという話を聞きますが、そういったことへの対応なのでしょうね。
実際にはスイッチ入れてシャッタを切るだけでいいのですが…

しかしこのカメラで最も大きなトピックは、光学ファインダーが付いていることです。
私も個人的に、このためだけにこのカメラが欲しいと思っています。
一時期のAPSカメラなどの光学ファインダーはすごく見難いものでした。
しかしこのカメラのファインダーをCP+で覗いてみたんですが、なかなか悪くないですね。
思ってた以上に普通に見えます。
もちろんちゃんとレンズのズームに連動してズームしますし。
なかなかおすすめの1台です。

で、今回このカメラが発売になりましたので、当店でも販売いたしますよ。

12980円。
フィルムカメラからの切り替えの方にもお勧めですし。
サブカメラとして1台持っておきたいという方にもいいと思います。
デザインも落ち着いた感じでいいですね。

PowerShot A1400
いかがでしょうか。
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せいのカメラ店
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