明日は明日の風が吹く

この頃はFacebookをはじめとするソーシャルネットワークを利用する人も多いですね。
私もそのうちの一人なんですが、そのおかげで卒業以来連絡をとっていなかった同級生と連絡がとれたりもするんですね。
やっぱり同級生というのは楽しいもので、仕事の付き合いばかりになりがちな日常に、なにか心の余裕を与えてくれるような気もします。
しかし、同級生というのは、なにも人間だけではなかったりもします。
そんな私の同級生がコチラ、

ミノルタSRT101。

[2回]

このカメラは当時良く売れたんですね。
私の幼い時期の記憶に中にもよく登場します。
それにうちで引き取ったジャンクなものの中にも、101は結構な数があるんです。

今回ご紹介するのはそんな中の1台。
ブラックボディは少ない方なので、ちょっとこれを復活させてもいいかなと思って引っ張り出して来ました。

しかし引っ張り出したのはいいのですが、作業する時間がなかなかとれません。
でもまぁせっかくなので各部を見ておきましょうか。

最初の写真を見てもらうと分かる通り、かなりヤレてます。
塗装は結構剥がれていますし、ホコリたっぷりです。
もちろん傷はいっぱいあります。

でもまぁ、外観が悪くても写りには影響ありませんから関係ないですね。

うっ…
写りには関係ありません。

そして、

ネジが1本有りませんね。
しかし、
外観は写りには関係ない…
はず…

さて、レンズは50mmが付いているんだろうと思っていたら、
あれ？

28mmが付いていますね。
珍しい。
しかし、ピントリングも絞りリングも、回すとジョリジョリ言ってますよ。
結構砂が噛んでるようです。
ボディの汚れ具合やレンズの焦点距離、そして砂が噛んでいることから予想して、これは工事現場で使われていたカメラでしょうね。

しかしズームレンズが標準的になって、単焦点レンズが特別な存在とも言える今となっては、28mmの単焦点レンズが付いているのは、なにか贅沢な感じに思えてきます。

でもボケ味がどうとか言う写し方はされなかったでしょうね。
おそらくは絞りはF11とかF16とかにして、ほぼパンフォーカス状態で使われていたのではないでしょうか。
今使うなら、ぜひ絞りは開放気味で、ボケを楽しむ撮影をしてみたいところです。

では動作を確認してみましょうか。
巻き上げレバーを巻き上げて、

あれ、
戻って来ません。
これはスプリングが折れてるのかな？
外れているだけであることを祈ります。

しかしシャッターは各速ちゃんと切れているようですね。
うん、これなら復活も難しくないでしょう。

では裏ぶたを開けて。
と思ったけど、巻き戻しノブを持ち上げるのが硬い。
持ち上げて引っ張っても、裏蓋はすんなり開かない。
まぁ、このへんはクリーニングと調整でなんとかなるでしょう。


しかしフィルム室の中は比較的綺麗なようですね。
シャッター幕も傷んでないようです。
ただし、モルトは全くその機能を果たしていません。

それと心配なのは、電池を入れてメータが動いてくれるのかどうか。

ファインダーも暗いですけど、クリーニングしたらちょっとは見やすくなるのかな？


ではでは後は時間を見つけるだけか？
そこが一番問題か…