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尾道発 - カメラ屋の独り言 -  Presented by せいのカメラ店



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今回は私も初めて経験する症状です。
レンジファインダー機での撮影の楽しさは、やっぱり連動距離計でのピント合わせという気がします。
私の愛機、キヤノン7もそうですが、ライツミノルタもしかり。

ですが今回のライツミノルタ、
その距離計の二重像が全く見えないんです。

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全く見えないということは、距離計に全く光が入っていないということです。
その原因は、何かによって遮断されているか、でなければミラー部分が変な方向を向いているか、またはミラーがミラーとして機能していないか。

ちょっと前にフォクトレンダー・ビトマチックIIbの距離計の修理をしましたが、
その時は全く二重像が見えないというものでは有りませんでしたからね。

でも今回は全く見えません。
ではとりあえず原因はなんなのか、バラしてみましょう。


ファインダーを分離する方法は、以前の記事を参考にして下さい。

バラしたファインダーから、距離計用のレンズをとりあえずズラしてみると、その奥には二重像反射用のミラーではなく、プリズムが有りました。

プリズムなら普通はそれ自体が悪くなることはあまりないのですけどね。
でもなんとなくプリズムが汚れている感じがします。

という事でプリズムを外してみました。


こちらが外したプリズム。
うーん。
やっぱり、どうも、
反射面が悪くなってるようですね。
反射にかなりムラがあります。


同じプリズムの反対側。

矢印の部分は反射面のようですが、反射用のメッキがほぼ剥がれています。
これではまともに見えませんね。

しかもよく見てみると、メッキが侵されたためでしょうか。プリズム自体も表面が侵されて面がガタガタになってしまっています。

これではちょっと復活は無理っぽいですね。

とりあえず剥がれかけた反射面のメッキを完全にはがして、ハーフミラーの修理で使う自動車のウィンドー用のミラーフィルムを貼ってみましょう。

ではこれで組み直してみて、
ファインダーを覗いてみると、

二重像の窓は見えるようになりましたよ。

だがしかし、やっぱりミラーフィルムでは性能が悪いですね。
二重像自体は、ホンの少し見えるだけで、とてもピント合わせに使えるレベルでは有りません。

でも、なんでプリズムの反射面が侵されてしまったんでしょうね。
プリズム交換しか無いかな。

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